今週は、言い切る場合とそうでない場合の表現について考察します。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 表現のメリハリ(3)>
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傍観者的な表現
「~のです」「~なのです」が
原因や根拠などの説明を強調して述べるときに使うのに対し
「~らしいです」「~だそうです」
は、どこかあいまいで、傍観者的な表現です。
「その点が重要らしいです」
「それがリーダーとしての私の役割だそうです」
上記のような表現は、
自分が主体的に述べるのではなく
誰かがそう言っているらしいから、という意味合いが強く
他人事のような印象を与えます。
自分が責任を負いかねる
あるいは、不確か、未確認で断言できない
という時に使うのには都合がいいのですが
乱用すると、逃げ腰、無責任な発言と
とられやすいので、取り扱いには注意が必要です。
同様に
「~されそうです」
「~されることになりそうです」
も傍観者的な表現として要注意です。