今週は、メールによる伝達の良し悪しについて考えます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < メールは万能ではない(2)
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                           長文のメール

 「メールではうまく伝えられない」と思った時点で
 メールから電話の伝達に切り替えてみましょう。
 と昨日、述べました。

 「書けない」「書ききれない」と思った時点で
 メールで「書く」より、電話で「話す」方法に
 伝達手段を換えたほうが、確実で効率的だと考えるからです。

 しかし、「書ききりたい」と思う人も中にはいます。
 「書き終わらないと気がすまない」「書いて伝えたい」という気持ちが
 強い場合です。

 書いて伝えることは大切ですが
 思いをこめたラブレターでも、長すぎると意中の相手に飽きられます。
 (案外、はがき一枚に大きな文字で書いた短文が心を射止めたりして…)。

 長文のメールというのは、書く側の“思い入れ”の強さに比例して
 長くなる傾向があります。

 ラブレターはともかく、ファンレター的な内容だとか
 言い訳や弁解、誤解をとこうとする場合、説得しようとする場合など
 メールが長くなりがちです。

 長文すぎるメールは、
 読む側が構えて読む割には、要点が捕らえにくいだけでなく
 長文であるほど、返信に困るものです。

 ▼ 長文になりそうだと思ったら…
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 パソコン画面をスクロールせずに読みきれる程度の内容が
 メールとしては適切な文字量と常々感じていますが
 それ以上になる場合は、次のような対策をとり
 少しでも相手が理解しやい工夫が必要でしょう。

 ・長文である旨を件名や冒頭で知らせる
 ・改行や見出しをつけるなど、メール本文を読みやすくレイアウト
 ・レポート形式にしたWordファイルなどを別途添付

 このようなメールで長文にわたる伝達内容は
 可能であれば、実際に相手と会って資料をもとに話をしたほうが早い
 ということも往々にしてあります。

 長文メール(特にビジネス以外)は文章が得意な人が陥りやすい
 傾向があります。

 書く側はノリノリで書いていても、
 読む側は苦痛でしかないということも…。 
 日ごろから、用件の「核心」を書いて伝えることを心がけたいものです。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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