今週は、配慮のある敬語表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 気配り敬語(3)
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                         「渡してください」

今週は、相手に受け入れられやすい
配慮のある敬語表現について取り上げています。

明日、客先に行くという上司に、ことづけたい書類があるとき

「Aさんに資料を渡してください
「Aさんに資料を渡してもらえます?」
「Aさんに渡してほしい資料があるんですが

という一文が思いつきます。
しかし、自分より目上の相手に頼むには
もう一工夫したいところ。

なぜなら、上記の文例はいずれも
相手の意向を聞かず、自分の都合で書いた
印象を与えるからです。

「~してください」の代わりに
「~いただけますか」と問いかける表現に書き換えてみましょう。

「Aさんに資料をお渡しいただけますか
「Aさんに資料をお渡し願えますか

あるいは、少し長くなりますが
「ありがたいのですが」「ご面倒をかけますが」
というひと言を添えてお願いします。

「Aさんに資料を渡していただけるとありがたいのですが
ご面倒をかけますが、Aさんに資料をお渡しいただけますか」

「~してください」という言い回しは
メールでは命令調に感じることがあるので
問いかける形にしたり、緩衝材になる言葉を添えたりすることで
表現を和らげることができます。

 
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今週は、配慮のある敬語表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 気配り敬語(2)
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                        「ご利用できません」

 今週は、相手に受け入れられやすい
 配慮のある敬語表現について取り上げています。

 客先に展示会の案内をする際、
 駐車場が使えないことを相手に伝えようと

 「あいにく会場の駐車場はご利用できません

 と書きました。

 しかし、
 当人以外が「できない」と禁止する表現は
 差し出がましい印象を与えます。
 
 この場合
 「利用できない」と可能性を打ち消すのではなく
 「利用しないでください」と促すことなので

 「ご利用できません」ではなく
 「ご利用になれません」
 「ご利用いただけません」
 とするのが適切です。

 したがって、上記の文例は……

 「あいにく会場の駐車場はご利用になれません
 「あいにく会場の駐車場はご利用いただけません

 同様に
 「満席でご乗車できません
 というときも「ご乗車できません」ではなく

 「ご乗車になれません
 「ご乗車いただけません
 とするのが適切です。

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 【しごび】 の お す す め
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 誰にでも
 良いところはあるわけで……

 それを見逃さず、
 会話に織り込んでいけるといいですよね。
 今回はそんなお話。

 第102号 自分に興味
 ————————————————–
  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
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 「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
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今週は、配慮のある敬語表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 気配り敬語
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                        目上の相手に教える

 相手に失礼のないようにと敬語に気を使ったつもりでも
 表現を間違うと、却って相手を不愉快にさせてしまうことがあります。

 例えば、
 新しいパソコンの操作方法がわからず困っている
 上司をフォローしようと

 「分からないところがあれば、私が
  操作方法をお教えします

 と書いてしまうと
 上から目線でものを言っているように受け止められる
 可能性があります。

 「操作方法をご説明させていただきます

 上記の表現も、敬語が裏目に出ているケース。
 相手から頼まれる前に、気をまわして
 「説明させていただく」という表現は
 高飛車な印象を与えかねません。

 「操作はお分かりですか?」

 と問いかける形にしても
 目上の相手に「分かりますか?」と
 尋ねるのは失礼。

 この場合は

 「よろしければ、ご説明いたしましょうか?
 「分かりにくい点はございませんか?

 といった、必要であれば対応します
 という表現にすると、相手も頼みやすくなります。

 今週はこのように、
 相手に受け入れられやすい
 配慮のある敬語表現について取り上げます。

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 【しごび】 か ら お 知 ら せ
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 いよいよ今週♪ 残席わずかです~。

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 テーマは……
 「酵素を作って楽しむ、いきいき発酵ライフのすすめ

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今週は、伝わる文章の書き方についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 分かりやすく書く(5)
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事実と意見を分ける

今週は、相手に自分の意図がきちんと伝わる文章を書くために
必要な5つのステップを紹介してきました。

▼ステップ5: 事実と意見を分ける

文章で伝えようとするとき
気をつけたいのが
「事実」と「意見」をごちゃ混ぜにしてしまうことです。

「事実」とは、実際にあったこと、起きたこと
「意見」は、自分が感じたこと、思ったこと
です。

相手にはまず、「事実」を正確に伝えないと
それをもとに的確な判断ができません。

伝えるときに
「事実」よりも「意見」を前面に出してしまうと
伝える人の主観や感情で「事実」が脚色され
公平・公正に物事を捉えづらくなるのです。

たとえ自分がミスをしたり、失敗したりしたことでも
それを自分の「意見」で塗り替えたりせず

まずは、あったこと(=事実)をそのまま正確に
相手に伝えます。

その後、
「私は~と考えます」
「私は~と感じました」
「私は~と判断したので、このように対応しました」
と事実に対しての自分の「意見」を述べます。

「事実」と「意見」を分けて伝えることで
その場にいなかった相手も状況が分かり、
「では、どのように対処すべきか」を考えることができます。

メールで報告するときには
特に、「事実と意見を分ける」ことを
心がけましょう。

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【しごび】 の お す す め
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え? 明日、東京は雪!?

だったら、ますます
薪を割って、ストーブで暖まらないと!

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2月8日(土) 10:00~16:00
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今週は、伝わる文章の書き方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 分かりやすく書く(4)
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項目に分けて詳しく

今週は、相手に自分の意図がきちんと伝わる文章を書くために
必要な5つのステップを紹介しています。

ステップ4: 項目に分けて詳しく

ステップ3で
1)件名
2)全体像
3)詳細
の「3つの構成」で文を組み立てることを述べました。

1)と2)を押さえれば
8割がた、自分が意図することが相手に伝わりますが

残りの2割を
3)の詳細で、補足・肉付けして
メール文全体が完成します。

2)で書くのは
「誰に対して」
「何のために」

3)では
「なぜなのか」
という理由を詳しく書きます。

このとき、理由に相当する内容が
「幾つ」あるか、項目に分けて挙げると
分かりやすくなります。

「バージョンアップした理由は3つあります。
1つ目は・・・・」

「作業の手順は5つの行程があります。
1)・・・
2)・・・」

といった具合です。

メール文を組み立てるときは
1)件名(テーマ)
2)全体像(アウトライン)
3)詳細(項目1.2.3…)

という構成で
3)詳細をまとめるときは

ポイントが幾つあるか、
手順は幾つに分かれるか
理由や経緯が何点あるか、
項目に分けて、数値化してみましょう。

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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 分かりやすく書く(3)
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                          組み立てて書く

 今週は、相手に自分の意図がきちんと伝わる文章を書くために
 必要な5つのステップを紹介しています。

 ▼ステップ3:組み立てて書く

 文章を分かりやすくする3つめのステップは
 どのように書くか、文を「組み立てる
 ことです。

 ステップ2で
 「誰に対して」
 「何のために」
 書くのかを明らかにすれば
 伝えるべき「内容」はほぼ決まります。

 それをもとに、今度は
 どのような順番で、その内容を使えると効果的か
 文の組み立てを考えていきます。

 このとき
 次の「3つの構成」で文を組み立ててみてください。

 1)件名
 2)全体像
 3)詳細

 1)件名とは、「メールのタイトル」と言い換えられます。
 今から送るメールが
 「何についての話」か、ひと言で表してみましょう。

 2)全体像は、「メールで最も伝えたいこと」を
 簡潔にまとめます。

 ここでは、経緯や理由、根拠などは後回しにして
 「結論」を持ってくることがポイント。

 ついつい、あ~でこ~で、こうしたから、こうなって……
 とあったことをそのまま書き連ねそうになりますが
 それよりも、「結局、相手に伝えたいことはこれ!」
 という一番大事なことを、最初に持ってきます。

 1)と2)を押さえておけば
 8割がた、自分が意図することが相手に伝わります。

 2)でアウトラインを述べた後、
 3)で詳しく補足・肉付けしていく
 という組み立てにすると
 読む側も内容がすっと理解でき、記憶にも残りやすくなります。

 手間がかかるようでも、メールを書く前に
  1)件名
  2)全体像
  3)詳細
 を順番にメモ書きしてみることをお勧めします。

 このひと手間を習慣づけることで
 次第に、メモ書きせずに
 メール文を構成できるようになります。
 

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 【しごび】 の お す す め
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 読んでますか?
 空気。

 読まずにやりすごすより
 まずは読むことから
 すべてが始まるみたいです。

 詳しくはこちら↓

 第101号 空気を読む
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