今週は、間違いやすい言葉・慣用句を取り上げます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい言葉の間違い
◆─────────────────────────────────◆
                          時間に後れる?

 うろ覚えのままとか、意味や成り立ちを知らずに
 なんとなく使っている言葉
 ありませんか?

 例えば…

 「待ち合わせの時間に後れそうです」

 一見すると、間違いではないように思いますが
 この場合は「後れ」ではなく、「遅れ」とするのが
 適切な使い方です。

 「遅れる」は、時間が遅くなること
 ある時間よりあとになったり、間に合わないときに使います。

  例)電車が遅れています。
    会社に遅れそうだ。

 一方、
 「後れる」は、後になる、取り残される、
 劣る、という意味で使います。

  例)時勢に後れています。
    営業力では彼に後れる

 「進む」の対義語が「遅れる」で
 「先」の対義語が「後れる」
 と覚えておくといいかもしれません。

 人より進んでいなかったり、負けたりすることを
 「後れを取る」
 と言います。

 ほかに「後れ」を使う言葉には
 「後れ毛」
 「気後れする」
 などがあります。

 ※「後れを取る」については過去にも取り上げています。

 ※「気後れ」についても取り上げています。

 今週はこのように
 間違えたままなんとなく使ってしまいやすい
 言葉を取り上げていきます。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む
メールマガジン【仕事美人のメール作法】の過去の記事が
「まぐまぐニュース」で取り上げられました。

ビジネスメールを書くときに間違いやすい同音異義語を7つの取り上げ、
それぞれの正しい意味と使い方を解説しています。

▼「共用」「供用」どっちだっけ? 間違いやすい7つの同音異義語

☆まぐまぐから配信の無料メルマガ【仕事美人のメール作法】
 の登録はこちら

記事全文を読む

今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法            < 敬語の使い分け(4)
◆─────────────────────────────────◆
                          「する」の敬語

今週は、ビジネスメールで使う頻度の多い言葉を
敬語で表すときの使い分け方を紹介してきました。

最後は「する」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。

「する」の尊敬語 = なさる

例)その件については、部長がお話をなさいます

※「する」の尊敬語には「される」もありますが、
相手から何かをされる、という受け身の意味に受けとれることもあります。

例)何をしたのか? → 何をされたのですか?

尊敬語として書いたつもりでも、相手が受け身の意味で捉えると紛らわしいので
「される」より「なさる」を使う方が伝わりやすいです。

例)何をしたのか? → 何をなさったのですか?

「する」の謙譲語 = いたす

例)彼には私から話をいたします

準備は弊社でいたします

※「いたします」の形で用いることが多いです。

「する」の丁寧語 = いたす

例)1セット500円いたします

現地集合といたします
今回取り上げた動詞
「行く」「来る」「言う」「する」は
メールでもよく使いますが

敬語に書き換えるときに
尊敬語と謙譲語を混同したり、取り違えたりすることがあるため
使い分けを改めて取り上げてみました。

今一度、敬語の基本的な
使い分けをおさらいしておきましょう。

<敬語の基本>

・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
相手の動作や存在を高める言い回し。

・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
主語は自分。
自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。

・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
あるいは上品に言い表すもの。

 

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の使い分け(3)
◆─────────────────────────────────◆
                          「言う」の敬語

 今週は、ビジネスメールで使う頻度の多い言葉を
 敬語で表すときの使い分け方を紹介しています。

 今回は「言う」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。

 「言う」の尊敬語 = おっしゃる 

  例)部長がおっしゃる通りです。

  ※「言う」の尊敬語「おっしゃる」に、さらに尊敬の「られる」を付け
   「おっしゃられる」とするのは過剰な敬語です。

   × 社長がおっしゃられていました。

   ○ 社長がおっしゃっていました。

 「言う」の謙譲語 = 申しあげる、申す

  例)恐れながら、申しあげます

  例)担当の佐藤と申します

  ※「申しあげる」も「申す」も、目下の者が目上の相手に
   何か言うときに使う謙譲語ですが、
   社外の相手に社内の人が言っていたことを伝える場合にも使います。

   例)田中様にぜひお願いしたいと、山田が申しております

 「言う」の丁寧語 = 言います 

  例)私から言いますので、ご心配なく

 <敬語の基本>

 ・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

 ・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
  相手の動作や存在を高める言い回し。

 ・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
  主語は自分。
  自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。

 ・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
  あるいは上品に言い表すもの。

メルマガ詳細

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 の お す す め
◆─────────────────────────────────◆

 メルマガのバックナンバーが
 「まぐまぐニュース」で紹介されました!

 文字を入力するとき混同しやすい
 よく似た言葉を取り上げています。

 ▼「共用」「供用」どっちだっけ? 間違いやすい7つの同音異義語

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

メルマガ詳細

記事全文を読む

今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の使い分け(2)
◆─────────────────────────────────◆
「来る」の敬語

前回、取り上げた「行く」の敬語の使い分けに対して
今回は「来る」の尊敬語・謙譲語・丁寧語についてです。

「来る」の尊敬語 = 見える(お見えになる)

例)昨日、会長がお見えになりました。

※ほかに「いらっしゃる」「おいでになる」「お越しになる」も使います。

「来る」の謙譲語 = まいる

例)本社へは昨日、まいりました。

※目上の相手が「来る」ことを敬語で表すとき
尊敬語と謙譲語を取り違えやすいので注意しましょう。

× 会長が本社へまいられました。

○ 会長が本社へいらっしゃいました
(おいでになりました・お越しになりました)。

※来客のために自分が頼んだ車が来る場合は……
迎えの車が10時に来ます。

お迎えの車が10時にまいります。

「来る」の丁寧語 = 来ます 

例)本社から荷物が来ます

<敬語の基本>

・敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。

・尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
相手の動作や存在を高める言い回し。

・謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
主語は自分。
自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高める。

・丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
あるいは上品に言い表すもの。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

メルマガ詳細

記事全文を読む
今週は、尊敬語・謙譲語・丁寧語の使い分けについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法              < 敬語の使い分け
◆─────────────────────────────────◆
                          「行く」の敬語

敬語には、
「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」
の3種類があります。

今一度、おさらいしてみましょう。

尊敬語は、相手に対する敬意を表すもので、主語は相手。
相手の動作や存在を高める言い回しです。

謙譲語は、自分をへりくだることで、相手に敬意を表すもので
主語は自分。
自分の動作や存在を低めて、動作が向かう先の相手を高めます。

丁寧語は、相手への敬意を込めて、動作や存在を丁寧に、
あるいは上品に言い表すものです。

例えば「行く」という言葉を
尊敬語・謙譲語・丁寧語で書き表すと
次のようになります。

「行く」の尊敬語 = いらっしゃる 

例)部長が次に本社にいらっしゃるのはいつですか?

※ほかに「おいでになる」「お越しになる」も使います。

「行く」の謙譲語 = うかがう

例)明日の14時に打ち合わせにうかがいます。

※ほかに「まいる」も使います。

「行く」の丁寧語 = 行きます

例)展示会には15時に行きます

今週は、「行く」のほかに
ビジネスメールで使う頻度の多い
「来る」「言う」「する」の敬語の使い分けについて
取り上げていきます。

メルマガ詳細
「まぐまぐ大賞 2017」ジャンル別賞の知識・ノウハウ部門で5位に入賞しました!

広島の酒蔵取材を担当しました!「きもので酒さんぽ」絶賛発売中!

2015年に編集協力した単行本「一目置かれる大和言葉の言いまわし」が文庫化

iPhone/iPad向けアプリ【 ビジネスメール文例辞典 】

THEプロフェッショナル広島

取材、ライティング、編集のお問い合わせは・・・
神垣あゆみ企画室
メルマガ詳細

記事全文を読む