今週は、うっかり間違いやすい言葉についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉 >
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「極め付け」か「極め付き」か
思い込みやうろ覚えのまま、文字を入力してしまうことがあります。
パソコンで入力すると、それっぽい漢字や言葉に文字変換されるので、
気にも留めずそのまま使ってしまうことも多いです。
今週は、そんな間違えやすい言葉を取りあげていきたいと思います。
対応に遅れを取ってしまいました。 ×
対応に後れを取ってしまいました。 ○
「遅れ」は時間の早い・遅いを表すときに使い、
「後れ」は物事の後先を表すときに使用。
「後れを取る」とは、他に先んじられることを意味します。
極め付けの良書です。 ×
極め付きの良書です。 ○
本来は「極め付き」ですが、「極め付け」と混同して使われていること
が多いです。
「極め」とは、書画や刀剣にその価値を鑑定・証明する「極め書き」
「極札(きわめふだ)」のこと。
極めを付けることから転じ「定評があるもの、高い評価を受けている
もの」を「極め付き」と言います。
ですが、「極め」を「極み、極限」と捉え、
「その上、さらに」「挙句の果てに」という意味合いで使われて
いることが多く、次のような表現をよく目にします。
極め付きは豪華なお土産
散々だったうえ、極め付きに帰りは渋滞
剣もほろろな対応 ×
けんもほろろな対応 ○
「けん」は剣ではなく、本来の意味は雉(きじ)。
「ほろろ」はその鳴き声を指します。
「けん」を「慳貪(けんどん)」にかけ、頼みや相談などを冷淡に断る
さまを意味します。
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