今週は、目上の人からの心に残ったメールをご紹介します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 心に残る対応(3)>
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いつになく長いメール
▼ 三行未満が三行以上に変わる時
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付き合いが長く、気心の知れた客先ほど、普段のメールのやりとりは非常
に簡潔。
こちらが十数行書いて送ったメールの返信も三行未満。報告や連絡のメー
ルでは返信がないこともザラで、そういうもんだと思ってます。
相手に手間をとらせないことを意識してメールのやりとりをしていると、
むしろ、返事がないのは「了解」の意と汲み取ることにしています(もち
ろん、判断がつかない時は確認の連絡をとりますが)。
そんな三行未満の間柄でも、ごくたまに数行にわたる丁寧なメールが返っ
てくることがあります。先方の手違いや不手際を詫びる時のメールです。
▼ ピンチの時ほど言葉を尽くす
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仕事をいただく身ですから、少々のことには目をつむり、にっこり笑顔で
対応させてもらっていますが、時に「いくらなんでも、あんまりだ」とい
うような事態もあります。
そんなときは、ひと呼吸おいて平常心モードに自分を戻し、状況と問題点
を報告します。先方に何らかの問題があった場合、それを認め、詫びる丁
寧なメールをもらった時、ほっとし、またがんばろうと思うのです。
普段、事務的なやりとりしかしない相手から「今回の原稿は良かった」と
評価のメールをもらう時もうれしいものです。けれど、言葉を尽くす、と
いうのは、相手を誉めたり、評価する時以上に、何かトラブルが起きた時
やピンチの時ほど、必要な気がします。
メールですべてが解決するとは思いませんが、先方からいつになく長いメ
ールがきた時、行数分の気持ちを推し量ることで、「お互いさまですから」
という新たな気持ちでお付き合いが続いていくのです。
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