今週は、うっかり見落としがちな言葉づかいについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気をつけたい言葉づかい(2)>
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謙譲の美徳?
▼ 遠慮しすぎも考えもの
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人に物を贈る時「つまらないものですが…」と渡すより、「心ばかりのも
のですが、召し上がってください」と言い換えるだけで、印象が変わると
思いませんか? 必要以上にへりくだった言葉づかいも考えもの。
何か褒められた時も、「いいえ、たいしたことはありません」よりは「あ
りがとうございます」と返すほうが感じはいいです。
謙譲の美徳も使いよう。相手を立てる、謙遜する、という考え方は相手と
の調和を重んじる日本人社会ならではの“美徳”ではありますが、相手を
重んじるがために自らを卑下したり、遠慮しすぎるのも時として見苦しい
ものです。
▼ 本来の言葉の意味
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本来の意味より、やりとりをするうえで形式化して使っている言葉という
のもありますよね。
初めての相手に「お世話になります」、何をどうするのか具体性に欠ける
「よろしくお願いいたします」など。このひとこと書いておけば何とかな
る、という定番フレーズ。
あんまり何も考えずに多用していると、いざ、本来の意味で使いたいとき
に効力を失うこともあるのでご用心。意味を考えて言葉を選びたいですね。