今週は、メールを送る前に注意するポイントをご紹介します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法   < メール送信前チェック!(2)
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固有名詞と数字

▼ 相手の名前、間違ってない?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
印刷物の校正でも、一番大きくて目立つキャッチコピーの間違いを見落と
していた、ということがあります。分かりきっている、間違うはずないと
いう過信から起こるミスです。

メールによく見られるのが、相手の名前の書き間違い。

まさか、とお思いでしょうが、意外と多いです。私自身も「神崎」「上垣」
宛てのメールを何度も受け取りました。

返信に「お世話になります。神垣です」と書き、署名もつけているのに、
相手からの再返信がやっぱり「神崎」だったこともあります。思い込みの
なせる技でしょうか。

さいとうさんは斎藤それとも斉藤? あべさんは安部それとも阿部?
ちょっとしたことですが、受け取る側は一字の違いも大きいです。

▼ 社名や数字も要チェック!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
社名の間違いも気をつけたいですね。

メールではありませんが、「天宝」というメーカー名を「天保」と書いた
まま企画書を出し、大恥を書いたことがあります。パソコンの漢字変換に
頼ってしまった結果の間違いです。

メールを送信する前に、相手の会社名、氏名の確認は怠りなく。部署名、
敬称にも気をつけましょう。

数字の書き間違いがないかもチェックを。

メールに多いのは、日にちや時間の書き間違い。これも思い込みで一日ず
れていた、午前と午後を取り違えていたなんてことがなきにしもあらず。
送信前に固有名詞と数字は特に注意して確認しておきましょう。

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今週は、メールを送る前に注意するポイントをご紹介します。

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仕 事 の メ ー ル 作 法     < メール送信前チェック!
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基本のき!

▼ 読み返すひと手間を惜しまずに
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
送信ボタンを押した瞬間、「あ~っ、しまった」という経験ありませんか?

自分のメールを引用した返信に誤字を見つけ、赤面。慌てている時ほど、
途中で誤送信してしまったり。この手のミスで私は何度、パソコンの前で
頭を抱えたことでしょう。

送信ボタンを押してしまうと、もう、取り返しはつきません。だからこそ、
送信前に今一度、件名、本文を読み返す、このひと手間を惜しまずに。

▼ 送ったメールは取り消せない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
感情的になっている時もメールの送信には注意したいもの。

クレームやトラブルで気持ちがきりきりしている時は、感情に任せて心な
いメールを送りがち。トラブルを増幅させることにもなりかねません。

そんな時ほど、パソコンの前から一旦離れ、気持ちを切り替えて対処する
のが得策です。メーリングリストのように複数の人とやりとりする場合も
同様ですね。

一度送ったメールは、取り消せません。送信前こそ冷静に。

今週は、メールを送信する前に要チェックの項目をご紹介していきます。

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今週のテーマ、メールの締めくくりについての最終回です。

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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 結びの文(5)
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追伸

▼ 追伸でお礼やお詫びはしない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
postscript 略してPS。本文のあとに、書き加える一文が追伸です。

本文で書きそびれたこと、本文とは別の内容で書き添えたいことを追伸と
することが多いですね。

たまに追伸で「先日はありがとうございました」とお礼を書いたメールを
見かけます。追伸自体が略儀なうえ、お礼を添え書きしたのでは「ついで」
に書いた感じがするのは否めません。

お礼は別メールで送るか、メールの始めのあいさつ文で先にを述べるほう
が感じがいいですね。お詫びのメールも同様です。

▼ 一行の贈り物
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
手紙文によくある儀礼的な結びの言葉より、相手のことを思いやるひと言
を追伸に添えたほうがずっと印象に残ります。

ややもすると無機質で事務的なメールのやりとりに、ポッと血が通うんで
すね。

それも通り一遍なことではなく、なるべく相手にググッと近づいたことを
追伸に書き添えます。そのためには相手に関心を持ち続けることが大事。

メルマガやブログを書いている人なら読んだ感想をひと言添えたり、地元
紙で紹介されていたら「先日、掲載されていた中国新聞の記事、拝見しま
したよ」と伝えたり。教えてもらった本やおいしいお店に出かけた感想と
か。

相手に関して気に留めていたことを、一行で届ける。公私に関係なく追伸
だからできる、言葉のプレゼントだと思っています。

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今週は、メールの締めくくりについて考えます。

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仕 事 の メ ー ル 作 法          < 結びの文(4)
◆────────────────────────────◆
次につなげる

▼ これっきりにしないひとこと
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールはあくまで伝達道具。手短に用件を伝えたら、次の行動へつなげて
いきたいですね。結びの言葉でそれができます。

●こみ入った内容は対面で
詳細は本日の打ち合わせで改めてお知らせいたします。

●対面の約束や出席の場合
明日、お会いできることを楽しみにしています。

ご参加、お待ちしています。

●対面・参加ができない場合
今回は残念ですが、またぜひお会いしましょう。

次回はぜひ参加したいので
ご案内いただけれれば、うれしいです。

対面が控えている場合は、心待ちにしている気持ちを。対面できない場合
は、今回は無理でも次回は参加したい意志があることを相手に伝えておく
と感じがいいですね。

▼ 聞きやすく、言いやすく、来やすく!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手の行動を促す結び方もあります。

●問い合わせしやすい状況を伝える
不明な点があれば、遠慮なくお尋ねください。

●歓迎の姿勢を示す
お近くにお越しの際はお立ち寄りください。

●他の人への気遣いを添える
山本様によろしくお伝えください。

「~様によろしく…」は「皆様によろしく…」にもできますが、私はでい
るだけ特定の人名を書くようにしています。

語尾が「~ください」で終わる時は、「ね」を入れると言葉尻がやさしく
なります。多用するとしつこいですが、効果的に使うと好感度はアップし
ますよ。

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今週は、メールの締めくくりについて考えます。

◆───────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法          < 結びの文(3)
◆───────────────────────────◆
                       返信を促

▼ 要返信であることを明記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
相手からの返信を望むときも、結びに返信依頼のひとことを添えておくと
確実です。

●一般的には
ご返事、お待ちしています。
ご返事いただければ、幸いです。

●一歩踏み込んで
良いご返事をお待ちしております。

●返信を要する項目を具体的に
今回の業務を担当していただけるかどうかだけでも
至急ご連絡いただければ幸いです。

期日がある場合は、あいまいにするよりはっきり知らせる方が親切です。

準備の都合上、16日までに出欠をお知らせください。

相手の所在がはっきりしない場合は

このメールを読まれたら、お電話くださいませ。

という書き方もあります。

▼ あいまいは罪
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「お手隙のときにでもご返信ください」「いつでも良いのでご回答くだ
さい」というのは、読む側の立場からすると後回しにする確率も高いです。

期日を指定しないまでも、本当に返信・回答が必要なら、「お待ちしてい
ます」「ご回答(ご意見)いただければ、幸いです」と明記する方がいい
でしょう。

「長々と書きつらね、申しわけございません」という意味の結びもよく目
にします。

メールの場合は最後にそう書いて詫びるより、件名や書き出しに「長文に
なります」と書き添えると、相手はすぐに読むか後にした方がいいかの判
断がしやすいですね。

気を回して親切心で書いたことが、相手に負担になることもあります。あ
いまいな表現は避け、返信する手間が最小で済む結びの文を考えて書くこ
ともマナーの一つではないでしょうか。

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今週は、メールの締めくくりについて考えます。

◆────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法          < 結びの文(2)
◆────────────────────────────◆
結びの定型句

▼ 何について「よろしく」なのか
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ビジネスメールでもっともよく使われる結びの一文は
「よろしくお願いします」
でしょう。用件を総括するのに適した言葉と言えます。

とはいえ、何でもかんでも「よろしくお願いします」で結んだのでは、あ
まりにもワンパターン。そんな時は、状況に応じて「よろしくお願いしま
す」の前にもうひとこと添えます。たとえば…

引き続きよろしくお願いします
今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。
勝手を申しあげますが、ご対応よろしくお願いします

といった具合。

▼ 定型パターンをカスタマイズ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
次に多い結びの一文としては
「取り急ぎご連絡まで」
用件のみ、すぐに伝えたい時にこう結ぶとおさまりが良いです。
「ご連絡」を「ご報告」「お礼」に替えても使用しますね。

すぐに対面できないけれど、状況や気持ちをひとまず伝えておきたい場合は
もう少し言葉を添えて

失礼とは存じますが、メールにて取り急ぎお知らせする次第です。

本来なら、お会いしてお断りすべきところですが
メールにて失礼いたします。

メールでは失礼に当たることを踏まえたうえで、上記のように結びます。

ビジネスメールにもある程度、定型のパターンはあります。丸ごとそれを
流用すれば楽ですが、真意や気持ちが伝わらないことも往々にしてありま
す。

私は、パソコンの辞書に「よろしくお願いいたします。」を登録していま
すが、その時々で、何についての“よろしく”なのかを書き添えるように
しています。

定型パターンはあくまで下地。その時々で自分流にカスタマイズすると、
体温のあるメールになります。

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