今週は、適切な読点の入れ方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < 区切りの問題(4)
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読点が不要な場合

読点を打たなくてよい場合もあります。

▼ 一読して誤読のおそれや読みやすさを確認
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例えば、主語に当たる部分が短い時。

それは初耳です。
受賞は次の通りです。
経験の有無は問いません。

かっこ「 」の前にくる助詞や助動詞のあとも読点を打ちません。

重い口を開き「知りません」と言った。
会長は今後の見通しについて「楽観できない」と語った。

文中に補足的に差しはさむ丸かっこ( )の後にも読点は不要。
新聞表記が参考になります。

平成元年(1989年)に開催された。
山田部長(総務部)川上部長(経理部)が参加された。

ただし、読点がないことで意味が変わったり、誤読のおそれがある場合は
この限りではありません。

読点を打ちすぎる傾向がある人、読点が少な過ぎる人は、一度、声に出して
文章を読み返してみましょう。不要な読点、打つべき箇所が分かりますよ。

※参考文献
「記者ハンドブック」「朝日新聞の用語の手引き」

 
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