今週は、誤解の元になる書き方について考えます。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < 誤解を招くメール
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結局、どっち?

実際にあったメールのやりとりで困った事例です。

あるプロジェクトの進行について、当初の予定より後にずれ込む可能性が
出てきたので、その理由と日程変更についてのお願いを先方にメールで打
診しました。

▼ メールには、やりとりの記録を残す役割も
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先方からの返信は…

「私の見解は、過日の会議で話し合ったとおりで進めていただきたいと思
います」

「過日の会議」とは、このたびのプロジェクト関係者全員が集まった会議
のこと。私がメールで尋ねた「日程変更のお願い」について「イエス」と
も「ノー」とも回答がなく、「過日の会議で話し合ったとおりで進めてい
ただきたい」とのこと。

日程変更をしてよいか否かの判断がつかなかったので、改めて先方に電話
で確認すると回答は「イエス」。先方は「調整が難しければ延期も可能」
という心づもりだったらしく「会議でもそう言ったじゃない」と言われて
しまいました。

言った、言わないのトラブルを避けるため、確認だけでなく記録の目的も
ありメールで打診したのですが、尋ねた内容についてはっきりとした意思
表示がないと判断に迷います。

最終的に確認がとれればいいことなのですが、メールでの言葉づかいの難
しさを感じた例でした。

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