不定期の週末特別企画です。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉講座(3) >
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混同しやすい慣用句
先日、文化庁の平成17年度「国語に関する世論調査」の結果について発表
されました。記事を読んだかたも多いと思いますが、間違いやすい慣用句
を今一度取り上げてみましょう。
あなたは、どちらの言い方を使いますか?
●周囲のみんなに明るくにこやかな態度を取ること
○ あいきょうを振りまく
× あいそ(う)を振りまく
「あいきょう」と「あいそ(う)」の混同。
「あいそ(う)がいい」とは言うが、「あいそ(う)を振りまく」とは
言いません。
●激しく怒ること
○ 怒り心頭に発する
× 怒り心頭に達する
「心頭」とは「念頭、心の中」という意味。
●我慢できない思い
○ 腹に据えかねる
× 肝に据えかねる
「肝が据わる」との混同。
●はっきりと言わないあいまいな言い方
○ 言葉を濁す
× 口を濁す
「口をつぐむ」とは言いますが、「口を濁す」とは言いません。
その他、「気になる言い方」にあった
「白羽の矢が当たった」は
「白羽の矢が立った」が正しい表記です。
※文化庁 平成17年度「国語に関する世論調査」の結果について
http://www.bunka.go.jp/new_fr4.html