今週は、読者のかたからいただいたご意見や質問をご紹介
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仕 事 の メ ー ル 作 法                            < 読者からのおたより
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段落感覚

<質問: パラグラフについて >————————————

メールに関連して「パラグラフ」について一言いいたいです。若い人
に「パラグラフ」の感覚のない人が、結構います。英語ライティング
をやっていて気が付きました。

(中略)

全部のセンテンスを頭出しするけれど、行は空けずくっつけて書いて
います。話題が変わるところでは、1行空けているようですが。これ
は、私は正にメールの書き方の影響だと思っています。

—————————————– 読者 K.A さんからの質問

K.A さんが指摘するのは、メール特有の書き方が通常のビジネス文書で目に
付くということ。上記の質問の文章を例にとると…

ところで、メールに関連して「パラグラフ」について一言いいたいです。
若い人に「パラグラフ」の感覚のない人が、結構います。
英語ライティングをやっていて気が付きました。

メールでは上記のような書き方に違和感は覚えませんが、このままの書き
方でをWordなどの文書を作成するとどうでしょうか。余白ばかりが目立ち、
子どもが書いた作文のような印象が残ります。

文章というのはパラグラフごとに一文字あけ、内容のまとまりごとに改行
しながら書き進めるのが基本。

誰もが小中学校の国語の授業で習ったはずの文章の書き方の基礎ですが、
パソコンや携帯メールの普及によってパラグラフの概念が薄れているのは
否めません。

メールの場合は「行間」が狭く調節できないため、頻繁に改行しないと読
みづらいという難点があります。この感覚を通常の文章に持ち込むと、全
体がパラパラとした間延びした文章に見えてしまうのです

何ごともそうですが、基礎を知って状況に応じて使い分けるのと、基礎を
知らないまま形式だけをなぞるのとでは違いがあります。

メールの普及がもたらす弊害を知り、注意を促すこともまた必要になって
きているようです。

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