今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問 >
◆─────────────────────────────────◆
「掲題」という表記
<読者からの質問>————————————————
VOL.1061の「標記」か「表題」かというメールマガジンについてですが、
私の職場では、「標記」「表題」のほかに、
「掲題」が使われていることもあり、私も時々使用していますが、
これは、間違った使用でしょうか。
(読者 S.Sさん)
——————————————————————
VOL.1061「標記」か「表題」か
についての記事に対していただいた質問です。
「掲題」という言葉は、比較的、新しい言葉のようです。
実は私も知りませんでした。
辞書や記者ハンドブック、朝日新聞の用語の手引でも
見当たらなかったのですが、
メールのやりとりでは使われている言葉のようですね。
意味としては「標記」やか「表題」と同じで
メールを送信する際の件名に書かれた内容を指します。
どのようなところから発生した言葉なのかは
分らないのですが
すでに使われている言葉でもあり
メールの文中に「掲題」とあっても
「件名のことだな」と理解できるので
間違いとは思いません。
「標記」「表題」そして今回質問のあった「掲題」
いずれの場合も読み手に意味は通じるので
使用するのには問題ないと思います。
<追記>
2021年現在も、広辞苑、コトバンク、
記者ハンドブック、朝日新聞の用語の手引、毎日新聞用語集
にも「掲題」の意味は掲載されていませんでした。
唯一、明鏡国語辞典には
「題名を掲示すること。また、その題名」
とありました。
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
メルマガ詳細
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの 著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。 毎週金曜日 配信! 【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから