今週は、長文のメールを送信する際に気を付けることについてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 長文メールの留意点
◆─────────────────────────────────◆
                       気分任せの長文メール

 メールのボリュームとして適切なのは、
 スクロールせずに読みとれる文字量
 行数にして20~25行程度が適切と考えます。

 何度もスクロールしなければ読み切れないメールというのは
 書く側も相当なエネルギーを要しますが
 読む側にも負担を強いるものです。

 一番困るのは、本人のテンションの高さに任せて
 勢いでが~っと書き、冷静に読み返して推敲することなく
 勢いのまま送信されてくる長文メール。

 苦情や感情的なメール、あるいは急ぎのメールに多くみられる傾向で
 送信した側はそれで気が済んでも
 受け取った側は迷惑このうえないということがあります。

 深夜に込み入ったメールを送るのはやめましょう
 というのも、感情過多な陶酔型の長文メールを送ってしまう確率
 が高いからです。

 しかし、そうした状況を避けても
 メールが長文になるケースがあります。

 今週は、そうした
 長文メールを送る際に、
 飽きられず、相手をイラつかせず
 最後まで読まれるメールの書き方について
 ご紹介していきます。

◆─────────────────────────────────◆
 【しごび】 か ら お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆

 広島限定ですが…

 今朝の中国新聞朝刊、9面・くらし面の「本棚」のコーナーに
 『さらりと返せる、大人のメール表現334 』
 が紹介されました!

記事全文を読む

<

今週は、過剰に使いすぎている敬語について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法              < 過度の敬語(5)
◆─────────────────────────────────◆
                      感謝や依頼する際の注意

「本日はこのような機会をお与えいただきまして、ありがとうございます」

上記の文は、あながち間違いでもないのですが
そこまでへりくだる必要があるのか? と思う一文でもあります。

謙譲の「お~いただく」を使ったのが「お与えいただく」ですが
同じ謙譲語でも「与えていただき」を使い

「本日はこのような機会を与えていただき、ありがとうございます」

とします。

または、「機会を与えてくれた」相手に対する尊敬語として、
「~してくださり」を使い

本日はこのような機会を与えてくださり、ありがとうございます」に。

相手にお願いして何かしてもらう場合は「~くださいますよう」。
例えば、すぐに書類を送ってほしい場合は

「○○の書類を至急、ご送付くださいますようお願いいたします」

とします。

尊敬語は数多く使うほど、丁寧になるのではなく
却って慇懃無礼な印象を与えることも多くあります。

敬語表現は一文にひとつ、使われていれば
事足りることが多いです。

一文にいくつも敬語表現を使っていないか
もっと簡潔に、すっきり表現できないか
と気に留めておきましょう。

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、過剰に使いすぎている敬語について取りあげます。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法               < 過度の敬語(4)>
◆─────────────────────────────────◆
                       名前を尋ねるときの注意

「受付で、お名前をおっしゃってください」

上記の「おっしゃってください」は
「言う」の尊敬語は「おっしゃる」が使われ
一見、丁寧な表現に感じます。

ですが、「おっしゃってください」の元の意味を考えてみましょう。
敬語を取っ払うと「言って、言え」と命令していることになります。

この場合は
「受付で、お名前をお聞かせください」
とします。

「お聞かせください」に代わり
「お願いします」「お聞かせ願えますか」としてもよいでしょう。

同じような意味合いを指す言葉で
書き言葉としてより、話し言葉で使うことの多い
「お名前を頂戴してよろしいですか」
も敬語が過剰な表現です。

「頂戴する」や「いただく」は、「もらう」の謙譲語です。
この場合、元の意味に直すと
「(あなたの)名前をもらってもいいですか?」ということになり、

名前を物のように人にあげたり、もらったりすることになります。
ですが、本来、名前は受け渡しするものではありません。

「よろしいですか?」という表現も
相手に良いか悪いかを尋ねることになるため、
相手が「名前を名乗りたくない」と思った場合
「いいえ」とか「嫌です」と返答したら、そこで終わってしまいます。

ですから、名前を尋ねる必要がある場合に
「よろしいですか?」と問うのは具合が悪いことになります。

「お名前を頂戴してよろしいですか」は
「お名前を教えていただけますか」
とすれば、すっきりします。

▼関連

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む