今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(3)
◆─────────────────────────────────◆
                         返信状況を読む

 ある編集部の担当者は、メールの返信が1週間後というのが通常。

 先方が月2回発行の定期刊行物を抱えており、常に多忙なためか、メール
 の返信までの間が長く、こちらからメールを送っても、返信されてくるの
 は5日から1週間後です。仕事が一段落する(らしい)週末や週明けに決
 まってメールの返信があります。

 最初は、「こちらからのメールが届いていないのだろうか…」と不安にな
 りましたが、何度かやりとりをするうちに、これが相手のペースなんだと
 気づきました。なぜなら、同じ部署の他の担当者も、やはり同じようなペ
 ースでメールが返信されてくるからです。

 その代わり、メールの内容に無駄がなく、次の指示が的確にまとめて示さ
 れるので、こちらは次の返信までに作業を進めておくことができます。

 一般的な事例ではありませんが、このように相手の状況と返信ペースを知
 っておくと、やきもきすることもなく対応できます。

 ▼ 即レスには即レスで
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 逆に、メールを送ると数分後には返信があるような「即レス」派の相手の
 場合は、返信があるときが相手がパソコンの前にいるときなので、こちら
 も即時に反応しで一気にやりとりをします。

 相手が確実にパソコンの前にいることが分かっているので、メールでなく
 電話のやりとりで用件を済ませてしまうことも。

 自分の返信ルールを設けるだけでなく、相手の仕事のサイクルや状況、反
 応の速さを読み、それに合わせたやりとりをするのもメールの効率を上げ
 る一つの方法ではないでしょうか。

記事全文を読む

今週は、メールの返信の時期・対応についてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 返信のタイミング(2)
◆─────────────────────────────────◆
                         催促せずに待つ
 
先日、こんなことがありました。

 来週予定している小学校PTA役員会の出欠確認を、男性役員全員に携帯メ
 ールで送信しました。

 いつもは、その日のうちに誰か一人くらいから返信があるのに、なぜか誰
 からも返信がありません。

 「よもや送信されてないのでは?」と送信履歴を確認すると、送信ミスで
 はなさそう。

 メールを送ったのが金曜の午後だったので、「週明けでないと予定が分か
 らないのかな?」「土日に地域の行事があるから、みんな忙しいのかも…」
 と、月曜まで待つことにしました。

 すると、日曜日の夕方から月曜にかけて、「返信遅くなってすみません」
 と相次いで返信がありました。

 男性役員は全部で5人。5人全員から、送信した金曜と翌日の土曜に音沙汰
 がなく、少々不安になりましたが、予想通り、週末で予定が定まらなかっ
 た人が多く、週明けに次々と返信がありホッとしました。

 ▼ 催促する前に、待ってみる
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 こういうとき、プライベートなメールだと、「さっきメール送ったんだけ
 ど、届いた?」とつい探りを入れてしまい、相手にうるさがれることがあ
 ります。

 上記の役員へのメールは急を要すものではなく、確認のためのメールだっ
 たので「待つ」ことができました。

 月曜まで待って返信がなければ、再度メールを送るか、会長に出欠のとり
 まとめをお願いしようと考えていました。

 このように相手の状況が予測できる場合は催促せずに、少し待ってみるゆ
 とりも必要と感じます。

 ですが、悠長に待ってはいられない、すぐに必ず返信が欲しいという場合
 は「○日○時までにご返信をお願いします」と、期日を示しておくことを
 お勧めします。

記事全文を読む