今週は、先回りしないメール対応についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 事前のひと言、事前の確認(5)
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                       段階を踏んで押さえる

 相手からすべて一任されて、物事を進める場合と、
 相手に確認してから進めた方がいい場合とがあります。

 前者の場合は
 「○○については、この方針で進めます」
 と言いきることができますが、後者の場合は事前の確認なしにこのように
 言いきってしまうと「待った」がかかったり、後で文句が出ることも。

 特に社外の相手の場合は、この確認・打診のプロセスは省かない方がよく、
 面倒と思っても、一つひとつ確実に段階を踏んで進めていく方が、トラブ
 ルや不満をかかえずに済みます。

 「この日に決めたい」と思っても、「ご都合のよい日をお知らせください」
 と尋ねてみる。

 「これに決めたい」と思っても「いかがでしょうか?」「どのように思わ
 れますか?」と打診してみる。

 多分、大丈夫だろうという予測のもと、先走って物事を進めてしまうと、
 後になって、相手から「こんなはずじゃなかった」「そんなことは言って
 ないのに」というクレームが返ってくることになりかねません。

 その都度、確認をとることは、相手も一連の工程に参加してもらうことで
 もあるので、そのプロセスをないがしろにしないように気をつけましょう。

 メールだからこそ「事前のひと言、事前の確認」が生きてくることもあり
 ます。メールは記録として残るので、もし、トラブルが起きた時も
 「あのときこういうやりとりをしましたよね」
 と事前確認した時のメールのやり取りを証拠や根拠にできるのですから。

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