今週は、ミスやクレーム後の対応についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < トラブル時の対応(5)
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ゴールを考える

ミスやトラブルが発生した時、
「冷静さを失う」というのが一番避けたい状態です。

年齢と経験とともに、対応能力がつくものと思っていましたが
なかなかどうして、直面するトラブルが大きくなれば
うろたえることに変わりはないことを
この歳になって知りました。

トラブルの中身にも二通りあり
明らかにこちらの過失である場合と
連絡の行き違いなどによって、相手が誤解している場合
とがあります。

前者の場合は、ごまかしや言い逃れをせず、事実をきちんと伝え、
解決に向けて全力を尽くすことが必要です。

後者の場合は、相手を責めるのではなく、
根気強く誤解を解き、理解を求める姿勢が必要でしょう。

ですが実際は、相手が「自分に落ち度はない」と思い込んでいたり、
感情的になっていたりすると
誤解を解こうとするこちらの気持ちも折れてしまいがちです。

▼ 最悪の事態も想定して、動く
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目先の感情にとらわれ動いていると、気力は続きません。
対処の方法としては、このトラブルのゴールはどこにあるかを
一度、冷静に考えてみることです。

自分の感情はひとまず置いて、
会社として、仕事として、発生したトラブルによる影響を分析し、
解決策をどのように導くかに
自分の視点を置き変えていくのです。

場合によっては「取引停止」「出入り禁止」「中止」といった
最悪の状況も想定し、対応策を考えなければならないこともあるでしょう。

自分の感情だけでおろおろせず、
まずは会社やプロジェクト単位で対応策を考え
解決に向けての方針を立てることが必要です。

すべきことが分かれば、あとは動くだけ。
解決へのゴールに向け、走り出すことです。

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【しごび】 の お す す め
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広島限定情報ですが・・・

広島で活動する落語家・平々亭青馬(ぶるま)さんの
落語会がもうすぐ!

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
 『だんだん de ナイト 第4回落語会』
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

と き:5月18日(水)  18:30開場 19:00開演
ところ:お好み焼き・鉄板焼『だんだん』
(広島市中区十日市町1丁目3‐21 十日市交差点を南に30m)
会 費:4,000円(落語の後2時間、飲み放題・コース料理付き)

※定員20名 要予約

★お申し込みは、お好み焼き・鉄板焼『だんだん』へ
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あ と が き
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電子書籍で先行者利益を得た人
その人の名は、日垣隆。

昨年は、電子書籍元年と騒がれましたが
彼はその四半世紀も前から試行錯誤を続け
昨年、プロの書き手として“日本一”電子書籍を売っています。

思い出してみてください。
多くの企業が「これからはホームページが必要だ」と
今の相場の何倍~何十倍のお金を払い
こぞって自社のホームページを制作した時代のことを。

当時、最も多かったパターンが
自社の会社案内をそのままWeb化したもの。

紙で作った会社案内をインターネットで見られるようにした
というだけで満足してしまい、

更新する体制や仕組み、飽きのこない仕掛けにまで
考えも行動も及ばず、制作費を回収できないままの
“ホームページ”がいかに多かったことか。

日垣隆さんの最新刊
「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。」
を読んで、電子書籍にも同じことが言える
と感じました。

五木寛之、渡辺淳一、京極夏彦といった
大御所作家が、昨年、こぞって自著を電子化しましたが
それらは「紙で読めるものを電子版に置き換えた」に過ぎません。

日垣さんは本書でこう述べています。
「電子版でしか読めないオリジナルコンテンツを作っていかなければ、
多くの人に読まれることはありません」。

かつて、紙の会社案内をWebに置き換えただけの“自社ホームページ”が
無用の長物と化してしまったように
電子書籍も紙の本とは違うアプローチをしていかなくては
意味がないことを本書は教えてくれています。

では、電子書籍は
自著のある作家と言われる人たちにしか
売ることができないものなのでしょうか?

答えはノー!

電子書籍の場合
自分にしか書けないオリジナルコンテンツがあれば
誰でも「手売り」できます。

「またまた~。そんなに簡単に作って売れるわけない」と
疑っているあなた!
騙されたと思って、本書を読んでみてください。

前篇 「電子書籍」を思考整理する の最初にある
「電子書籍の<書き方><編み方><売り方>」
にそのノウハウが公開されています。

少なくとも現在
メールマガジンやブログで定期的に文章を書いて
発信している人たちには「電子書籍」を自分で売る体験は
難しいものではなく、ちょっと頑張れば可能なことだと分かります。

ぜひ、本書を読んで挑戦してみてください。
というか、この本を読むと、嫌でもやってみたくなるはず。

結局のところ
紙が電子か、どちらかでなくてはいけない
ということではなく
「どちらも」楽しめばいいし、作ればいい
ということを本書は教えてくれています。

「出版」のハードルが、電子化により低くなったと思えば
今、このメルマガを読んでいるあなたにも
本を出すチャンスはあるんです。

自分で出せば、価格も自分で決めることができる。
私はこの「値付け」が一番の悩みどころでしたが
本書を読んで「あ、そっか」と目からうろこが落ちる思いでした。

日垣 隆 著
「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。」
電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
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