今週は、「~させていただく」についてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 気になる敬語(5)>
◆─────────────────────────────────◆
「プレゼントさせていただく」
次は、あるネットショップからのメールの一文です。
5,000円以上のお買い物をしていただいたお客様に、
もれなく粗品をプレゼントさせていただきます。
上記の文例の「~させていただく・・・」を取り外したのが次の文例です。
5,000円以上のお買い物をしていただいたお客様に、
もれなく粗品をプレゼントしております
「しております」の代わりに「いたします」でもよいと思います。
「~させていただく」は、何らかの行為を相手に対して自分が「する」ときに、
相手の意向を尊重するがゆえ、許可や了承を得るときに使う言葉。
「相手の許しを得て、そうさせてもらう」という意味合いがあります。
ですから、上記の例の場合
お客様へのサービスとして、店側が粗品を送るのですから
相手の許しを得るための「~させていただく」を使わなくても
「粗品をプレゼント中です」「プレゼントしております」として
失礼にはなりません。
どんな動作や行為にも「~させていただく」を付ければ敬語になる
わけではないことを気に留めてみましょう。
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから