今週は、省略する前の文・後の文を比較します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 略さずに書くと…(2)>
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読点に代わる言葉
「ご招待、ありがとうございます」でも意味は通じますが
より丁寧に書く場合は
1)「ご招待いただきまして、ありがとうございます」
一般的には
2)「ご招待いただき、ありがとうございます」
メールで簡略化したのが
3)「ご招待、ありがとうございます」
です。
表現の丁寧さの度合いは
1)> 2) > 3)
という順になります。
依頼するときは
「ご確認、お願いします」に対して、より丁寧に書くと
「ご確認いただきますようお願い申しあげます」
この一文では仰々しいという場合は
「ご確認をお願いいたします」
とすればよいでしょう。
「ご確認、」と読点で区切って、後の言葉を省略する代わりに
「ご確認を」と「を」の一文字を添えるだけでも
一文が改まった感じになります。
社内や懇意な相手へは、より短くスピーディーにやりとりするためにも
言葉を簡略化する一方で
ファーストコンタクトや改まった表現を要する場面では
略さず、丁寧に書くことも必要。
そのとき、普段使っているラフな表現に、どのような言葉を添えると
きちんとした一文になるか、気に留めてみましょう。