今週は、訃報に関するメールについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 悲しみのメール(2)>
◆─────────────────────────────────◆
訃報を知ったあと
親や兄弟など、相手の近しい人の訃報を知ったあと
メールのやりとりをするような場合
何かひと言、言葉をかけるとしたら……
「元気を出してくださいね」
「一日も早く元気になってください」
といった、励ましの言葉は差し控えた方がよいでしょう。
他人が思うほど、簡単に気持ちが切り替わるものではなく
相手の悲しみを癒すことにはならないからです。
それよりも、常套句ではあっても
「このたびはご愁傷様です」
「このたびは、お悔み申しあげます」
といった言葉をかけるに留める方が適切でしょう。
懇意な相手であれば
「お辛いことでしょう」
と相手の気持ちを思いやる言葉をかけることも。
いずれにせよ、どんなに言葉を重ねても
相手の悲しみにとって代わることはできません。
多くを語らず、お悔やみの言葉をかけるだけとし
伝えるべき用件に入っていく方がよいと考えます。
取り急ぎの用件がないのであれば
本人が落ち着きを取り戻すまで
そっとしておいてあげるのもひとつではないでしょうか。