今週は、きちんと要件が伝わる文章の書き方についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 伝わる書き方(4)
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                          文の組み立て

 今週は改めて、文章を書くときの基本事項を
 おさらいしています。

 文章を書く際
 「だれに」
 「何を」
 伝えるかがはっきりしたら、
 次に文の組み立てを考えます。

 ビジネスメールの場合は
 「件名」
 「全体像」
 「部分」
 の3部構成で組み立ててみましょう。

 「件名」 … 何についてのメールか
 「全体像」… 結論や言いたいことをまとめる
 「部分」 … 理由や経緯など、詳細を述べる

 ▼依頼メールの文例
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 (件名)
 社内報 9月号の原稿依頼

 (全体像)
 社内報9月号に「私の本棚」というテーマで
 おすすめの1冊を紹介する原稿をお願いしたく
 連絡しました。

 (部分)
 1)記事のねらい 休日の過ごし方、楽しみ方の事例紹介
 2)文字数    8000字程度
 3)締切     8月9日(金)

 対応の可否をお知らください。
 よろしくお願いいたします。

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 用件の中で「一番伝えたいこと」を先に述べ  →(全体像)
 その理由、経緯、ポイントなどの枝葉の部分を →(部分)
 後で詳細に述べる、という構成です。    

 そのほか、報告のメールで
 時系列にあったことを順に書いているケースを見かけますが
 それでは不十分。
 読む側は「それで、報告すべき重要事項は?」という感想を持つでしょう。

 その日にあったことの中で、伝えるべきポイントは何か、
 組み立ててから文章を書くと
 「伝わる」報告になります。

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