今週は、 混同しやすい言葉について取り上げます。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法      < 使い分けに注意(2)
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                       「勧める」と「薦める

 今週は、混同しやすい言葉の使い分けについて
 取り上げています。

 「勧める」と「薦める」。

 この2語の使い分け、できていますか?

 どちらも語源は「進める」からきていて、
 自分が良いと思うものごとを、相手もしたり採り入れたりするように
 言うことを指しますが
 次のようなニュアンスの違いがあります。

 「勧める」は、よいと思う行為を相手に促すこと。
  例)読書を勧める、研究会への入会を勧める

 「薦める」は、望ましいと思う人や物を採用するよう推薦すること。
  例)良書を薦める、講師として彼を薦める、お薦めの店

 「こうしたらいいですよ」「一緒に~しましょう」と
 勧誘とか、奨励することが「勧める」で、

 「あの人がいいですよ」「あれがいいですね」と
 推薦することが「薦める」という違いがあります。

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今週は、 混同しやすい言葉について取り上げます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 使い分けに注意
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                         進発式? 新発式?

読者の方から次のような問い合わせをいただきました。

——————————————————————
4月1日は年度初めということで、「しんぱつしき」がありました。
私はずっと「進発式」だと思ってましたが、
会社は「新発式」といいます。
どう違うのか? どちらがいいのか? どちらでもいいのか?
教えていただければ幸いです。
(読者 M.Sさん)
——————————————————————

この度の問い合わせで
「しんぱつしき」という言葉を初めて知りました。

私が調べた限りでは
「進発式」「新発式」の意味や両者の違いを説明した
辞書や用語解説を見つけることはできませんでした。

最新版の「記者ハンドブック」にも記述がありません。

辞書には「進発」はあり、
軍隊などが出発すること、という意味でした。

推測するに
「しんぱつしき」とは、
年度初めなどに、
全社員や関係者を一堂に集めて行う
目標達成に向けての決意表明の集まり
といったところでしょうか。

「新発」も「新発式」も
辞書に意味の説明を挙げているものは見当たらなかったのですが
会社によっては
「進発式」を使っているところ
「新発式」を使っているところが
それぞれにあるようです。

新たな目標に向け、発進する式
という意味で捉えれば
「進発式」が「新発式」へと
転じていったとも考えられます。

どちらが適切なのかは
私自身は判断しかねるのですが、

もし、違いをご存じの方がいらしゃいましたら
教えていただけるとうれしいです。

というわけで、今週は
混同しやすい言葉の使い分けについて
取り上げていこうと思います。

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今週は、 重複した言い回しについて取り上げます。 
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 仕 事 の メ ー ル 作 法     < 重ね言葉の言い換え(5)>
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                          「来客が来る」

 今週は、意味が重なっている言葉の
 書き換えを紹介してきました。

 「午前中に来客が来るので、対応をお願いします」

 ご覧の通り、「来るお客様」が「来客」なので
 「来客」の後の「来る」は不要です。

 この場合
 「午前中に来客があるので、対応をお願いします」
 または
 「午前中にお客様がみえるので、対応をお願いします」
 と書き換えます。

 事務的に書くなら
 「客が来る」としても間違いではありませんが、
 言い回しとして、乱暴に感じるので
 「来客がある」
 とする方が好ましいです。

 来客に対する敬意を込めた言い回しにする場合は
 「来る」の尊敬語を使い
 「お客様がみえる」

 あるいは「みえる」の代わりに
 「おいでになる」「いらっしゃる」
 とします。

 「お客が来る」と書くくらいなら
 「お客様」と「様」を付け、
 後に続く「来る」も尊敬語を使う方が丁寧です。



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今週は、 重複した言い回しについて取り上げます。 
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 重ね言葉の言い換え(4)>
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                          「訃報の知らせ」

 今週は、意味が重なっている言葉の
 書き換えを紹介しています。

 「訃報のお知らせ」

 人が亡くなった知らせのことを「訃報」と言うため
 「訃報」の後に「お知らせ」は不要です。

 メールや文書で社外の相手に
 関係者の葬儀の通知をする場合は、

 件名を「訃報のお知らせ」ではなく
 「訃報」とするのが適切です。

 「訃報」という言葉を文に使うときは
 「出張先で会長の訃報に接しました」
 「恩師の訃報に涙した」
 のようにするとよいでしょう。


 本来、「訃報」の「訃」自体に
 死亡の知らせという意味があります。

 「友人の訃を聞いて、急きょ出張先から駆け付けました」
 のように使いますが
 「訃」には、急なというニュアンスが含まれており、

 人が亡くなったことを知らせる際は
 「訃報」を用いるのが一般的です。

 「訃報のお知らせ」のほかに
 「訃報を報じる」も意味が重なる言い回しなので
 注意しましょう。



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今週は、 重複した言い回しについて取り上げます。 
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 重ね言葉の言い換え(3)>
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                          「互いに交換」

 今週は、意味が重なっている言葉の
 書き換えを紹介しています。

 「新しい担当者と互いに名刺を交換しました」

 この一文のどこで意味が重複しているでしょう。

 「互いに」と「交換する」です。


 「交換」とは、互いにやり取りすること。
 お互いに同じ立場で物や情報、意見などを取りかわすこと
 を意味します。

 したがって、「交換する」の前に「互いに」は不要。

 「新しい担当者と名刺を交換しました」

 とすれば、文がすっきりします。

 「初めて互いにメールを交換しました」
 という一文も

 「初めてメールを交換しました」
 「初めて互いにメールのやり取りをしました」
 とすれば、意味の重複を避けられます。

 「返信を返す」
 「返事を返す」
 もうっかり使いがちな重ね言葉です。

 「返信する」「返事をする」と書き換えます。



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 自分でも多い方だと思う。
 気をつけないと……


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                          「全てを一任」

 今週は、意味が重なっている言葉の
 書き換えを紹介しています。

 「部下に全てを一任しています」

 全てをほかの人に任せることが「一任」です。
 「一任」の前に「全て」があると意味が重なるため

 「部下に全てを任せています」あるいは
 「全て部下に任せています」

 または
 「部下に一任しています」

 と書き換え、意味の重複を避けます。

 「家事の一切を妻に一任している」も同様。

 「一切」は、全てという意味ですから
 「一切を一任」では意味が重なります。

 「一切」を取って
 「家事を妻に一任している」
 とするか

 「家事の一切を妻に任せている」
 と書き換えるとよいでしょう。

 ちなみに、「一任」という言葉は
 律令制で地方官の一定の任期を指すことから
 生まれた言葉です。

 「一任」と書いても「一人に任せる」という
 意味ではありません。

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 お願い事をするときには「差し支えなければ

 誘いを断らざるをえないときには「よんどころない事情で

 いつも気に留めてくれる相手には「お心にかけていただき

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