今週は、敬語のうっかりミスについて取りあげます。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 敬語の勘違い >
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「いただいてください」
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つまらない物ですが、どうぞいただいてください。
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上記は
客先やお世話になった相手に品物を贈るときの一文です。
送る側は「大したものではないですが、受け取ってください」
と謙遜して書いたつもりでも
敬語の使い方を間違えて、おかしな文章になっています。
「いただく」は「もらう」の謙譲語。
自分が品物を受け取るとか、もらう場合に使う言葉です。
上記の文では、物を受け取るのは相手なので
尊敬語の「お(ご)~ください」を用い
「お収めください」
とするのが適切です。
「つまらない物」も「心ばかりの品」に書き換えて……
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心ばかりの品ですが、どうぞお収めください。
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とします。
「会社の皆さんで食べてください」とお菓子などを贈るときも
「皆さんでいただいてください」
では、相手に対して謙譲語を使うことになります。
「食べる」のは相手(会社の皆さん)なので、
尊敬語「召し上がる」を使い
「会社の皆さんで召し上がってください」
とします。
間もなくお歳暮などの贈答品シーズンの到来。
贈り物を受け取ったときに活用してください。
今週はこのような謙譲語と尊敬語の混同など
敬語の勘違いについて取り上げます。
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神垣あゆみ企画室