今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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「丁目」の表記
<読者からの質問>————————————————
「三丁目の夕日」とか、「丁目」の前は漢数字になっているのを
よく見かけます。
その後の、☆番地☆号は算用数字です。
これは何か決まりがあるのでしょうか。
(読者 青息吐息さん)
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役所では多くの場合
「一丁目」「二丁目」「三丁目」
と「丁目」の前の数字は漢数字で表し、
その後の番地は洋数字で表記しています。
合併後の住所表記などを見ても
「一丁目7番1号」
のように「丁目」は漢数字、番地は洋数字に
統一されているようです。
ただ、一般には
「1丁目7番1号」と
「丁目」も洋数字で表記するケースも多くみられます。
どちらが正しいとか、正式というより役所の表記では「丁目」が漢数字で表記されているよって、漢数字と洋数字が混在していても間違いではない
ということを知っておけばよいのではないでしょうか。
ちなみに、新聞表記の場合は、文字が縦書きということもあり基本的には漢数字ですべて表記します。
「一ノ七ノ一」と「丁目」や「番」「号」を省略し「ノ」でつなげることになっています。
<追記>
2021年5月現在の主要な自治体のWebサイトの住所表記は
下記の通りでした。
この記事を書いた2009年(12年前)は
「丁目」の前の数字は漢数字を使う自治体が多かったのですが
洋数字表記が増えています。
東京都
東京都新宿区西新宿2-8-1
大阪府
大阪市中央区大手前2丁目
福岡市役所
福岡市中央区天神1丁目8番1号
広島県
広島県広島市中区基町10-52
広島市
広島市中区国泰寺町一丁目6番34号
ちなみに、新聞表記は……
共同通信「記者ハンドブック」
丁目、番地、部屋番号とも 洋数字 表記
「毎日新聞用語集2020年版」
所番地は 洋数字 表記
例)大阪市東淀川区淡路1の23
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