今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 読者からの質問(2)
◆─────────────────────────────────◆
                          「丁目」の表記

<読者からの質問>————————————————

「三丁目の夕日」とか、「丁目」の前は漢数字になっているのを
よく見かけます。
その後の、☆番地☆号は算用数字です。
これは何か決まりがあるのでしょうか。
(読者 青息吐息さん)
——————————————————————

役所では多くの場合
「一丁目」「二丁目」「三丁目」
と「丁目」の前の数字は漢数字で表し、
その後の番地は洋数字で表記しています。

合併後の住所表記などを見ても
「一丁目7番1号」
のように「丁目」は漢数字、番地は洋数字に
統一されているようです。

ただ、一般には
「1丁目7番1号」と
「丁目」も洋数字で表記するケースも多くみられます。

どちらが正しいとか、正式というより
役所の表記では「丁目」が漢数字で表記されている
よって、漢数字と洋数字が混在していても間違いではない
ということを知っておけばよいのではないでしょうか。

ちなみに、新聞表記の場合は、
文字が縦書きということもあり
基本的には漢数字ですべて表記します。

「一ノ七ノ一」と「丁目」や「番」「号」を省略し
「ノ」でつなげることになっています。

<追記>
 2021年5月現在の主要な自治体のWebサイトの住所表記は
 下記の通りでした。
 この記事を書いた2009年(12年前)は
 「丁目」の前の数字は漢数字を使う自治体が多かったのですが
 洋数字表記が増えています。

 東京都 
 東京都新宿区西新宿2-8-1

 大阪府
 大阪市中央区大手前2丁目

 福岡市役所
 福岡市中央区天神1丁目8番1号

 広島県
 広島県広島市中区基町10-52

 広島市
 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号

 ちなみに、新聞表記は……

 共同通信「記者ハンドブック」 
 丁目、番地、部屋番号とも 洋数字 表記

「毎日新聞用語集2020年版」 
 所番地は 洋数字 表記
  例)大阪市東淀川区淡路1の23

 
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

その他の著書はこちら

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】