今週は、有限会社エニシングへの取材記事を届けします。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                   <Tシャツショップのメール作法(5)
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エニシングは、2003年から事務所を構えていた東京都墨田区両国の国際
ファッションセンターから、2006年7月31日に武蔵小金井に移転。

▼ 両国で学んだ商売の姿勢
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静かな住宅街で見つけた古い漢方薬局をスタッフの手で改装し、来年オー
プンする飲食店の店舗も併設した事務所に。

「両国にいて良かったです」と西村氏。

「墨田区界隈には、米屋さんとか酒屋さんとか代々地元で家業を受け継い
できたお店が多いんです。こうした店は、目先の利益よりお客様との長
いつきあいに目を向けて商売している。それがとても勉強になりました」

ネットビジネスはとかくスピード第一で、利益をいかに早く得、次々と手
を変え品を変えて新しい手を打っていくのが常套。しかし、西村氏はもっ
と長いスパンで物事を考え、お客様にひいきにしてもらえ、長く関わって
いく姿勢を両国で学んだと言います。

有名ブランドのステイタスより、自分らしさ、ほかにはないおもしろさを
追求する人たちの心を捉える商品を提案し続けるエニシング。

お客様の「個」、自分たちの「個」をつなぐ役割を果たすのが日々のメー
ルのやりとりであり、そこから育まれた「個」の関わりあいが独自のTシャ
ツイベントやTシャツビジネス塾につながっています。

自動化しない手作業の部分を残したお客様とのコミュニケーションが全国
にファンを広げる秘訣と言えそうです。