今週は、気まずい状況をつくらないメール作法についてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < きまりの悪いメール(4)
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返却のお願い

聞きづらいのが、人に貸したものやお金が返ってこないとき。

本とかCDは気軽に貸し借りできるせいか、借りたほうはうっかり返し忘れ
ていても、貸したほうにとっては大切なものの場合も。かといって「返し
て!」とは直接言いにくいものです。

▼ 直球を投げずにゴロで打診
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そんな時は
「また聴きたく(読みたく)なったので、今度お持ちいただけますか」
「人に貸してといわれたので、来週中に持ってきてもらえませんか」
と、必要になったことを理由に問いかけてみます。返却の期日を指定する
ほうが返却率も上がるようです。

困るのがお金の催促。たまにあるのが、請求書を送ったのに入金がないと
いうケース。

そんな時は、まずメールで確認を。
「一点確認ですが、○月○日にお送りした請求書はお手元に届いております
でしょうか?」と、こちらの手違いで届いていないのでは? というニュ
アンスで打診してみます。

それでも返事がないときは、今度は電話で
「恐れ入りますが、○月○日にお送りした請求書のご入金がまだのようです
ので、ご確認いただけませんでしょうか」と尋ねます。

これ、実際にあったケースですが、確認後ご入金いただきほっとしました。

知り合い同士で食事代やタクシー代などを立て替えたあと、相手が返金を
忘れているような場合は
「おとといの食事代の立て替え分だけど、今度会うときにお願いしていいで
すか?」とやんわりと期日を指定してみます。

あるいは「先日の食事代、今度、ご馳走してもらって相殺にしましょうか」
と投げかけてみるのも一つ。

直接、相手に聞きにくいことは、間接的な言葉を投げかけて気づいてもら
えるように私は仕向けています。

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