今週は、伝達手段としてのメールについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールの使い分け(2)
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メールか電話か

ちょっとした用件、あるいは、込み入った内容を伝えるのに電話にすべき
か、メールにすべきか迷うことがあります。

私は、書いて残したほうが良い内容であればメール、そうでない内容や急
を要する内容は電話と使い分けています。

例えば、待ち合わせの時間や場所、打ち合わせの日程など、後で確認を必
要とするような内容はメールにします。

仕事関連でも相手に記憶しておいてもらいた情報、記録として残しておき
たい内容なども基本的にメールで伝えます。順を追って説明や経過を伝え
るような場合もメールです。

▼ 事実関係を明らかにしたいときはメール
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

一方、返事や確認を急ぐもの、書くより話したほうが判断や理解が早い内
容については電話にすることが多いです。

記録として残したくない、残すまでもない内容についても電話でやりとり
します(その人にだけ伝えておきたい情報、他者の目に触れては不都合な
情報など)。

ケースバイケースで、電話でさわりや要点だけ話し「詳しくはメールしま
す」ということもあります。

相手の都合を考え、時間をとらないというのが前提ですが、判断する目安
としては、日付、時間、場所、金額など、事実を伝える情報はメールにす
るほうが確実に伝達できます。

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今週は、伝達手段としてのメールについての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      < メールの使い分け
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メールにするか否か

明日、1月23日は「電子メールの日」だそうです。

1994年に電子メールの普及を目的に制定された記念日とのことですが、制
定したEジャパン協議会は2005年8月に終結しているので、記念日にちなん
だイベントや活動は現在は特に行われてないようです。

記念日制定時からするとメールの活用も飛躍的に増大し、「電子メール」
という言葉自体、使用頻度が減り「メール」で通用するようになりました。
ビジネスにも日常生活にもメールは欠かせないものになっているのはご存
知のとおりです。

メールの普及にともない「この場合、メールにすべきかどうか」と迷う場
面も増えてきたように思います。

ちょっとした用事を伝えるのにメールにするか電話にするかで迷ったり、
メールで伝えるにしてもパソコンにメールするか携帯にするか迷ったり…。
メールに慣れてしまうと、手書きの宛名に違和感を覚える人もいれば、手
書きのはがきや手紙に新鮮さを感じる人もいて、捉え方もさまざまです。

今週は、状況や場面によって効果的にメールで情報伝達する際の判断の仕
方を考えていきたいと思います。

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今週は、注意を要する言葉についての考察です。
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   仕 事 の メ ー ル 作 法          < 気をつけたい言葉(5)
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                            「彼女さん」

最近、目にしたり耳にすることが多くなった言葉に「彼女さん」がありま
す。

「彼女」や「彼氏」に「さん」をつけるのに違和感を覚える人と、
気にならない人に分かれるようです。

気にならない人は、「奥さん」「弟さん」と同じ感覚で使っているのでしょう。
特に、年上の相手の彼女や彼を呼ぶ場合の敬称のような役割で
「さん」をつけることが多いと感じます。

「彼女」「彼氏」は名前に代わる言葉なので、
「さん」を付けるまでもないのでは? と
私は感じています。

社内で上司のことを「部長」「課長」と役職名で呼ぶように、
「彼女」「彼氏」も呼び名の1つと思うからです。

名前が分からない場合は別として、
「○○先輩の彼女さん」というのであれば
「○○先輩の彼女の△△さん」
と言い換えてもいいのではないでしょうか。

役職のある相手の宛名を書くとき
「XXX株式会社 部長 ○○様」
と書くように…。

前回、紹介した「させていただく」は
テレビから波及したのでは? という指摘を
読者のかたからいただきました。

今回取り上げた「彼女さん」「彼氏さん」は
ブログやメール、SNSなど、インターネット
から波及した特有の表現のように感じます。

あなたはどう思いますか?

<追記>2022.05.02
上記は、15年前に書いた記事ですが
「彼女さん」「彼氏さん」という呼び方は
今やネットショップなどでも使われています。

「精選版 日本国語大辞典」によると
『日本では古くから三人称は「かれ」で、
 男女両性を指していたが、西欧語に接して、男女の区別が必要となり、
 西欧語の三人称女性代名詞の訳語として生まれた』
 のが「彼女」とあります。

代名詞に「さん」を付ける必要があるのでしょうか。

▼参考記事

 
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今週は、注意を要する言葉についての考察です。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 気をつけたい言葉(4)
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「させていただきます」

「では、後ほど読まさせていただきます」

この一文の問題点は、「読まさせて」の「さ」が余計な点です。
このように不要な「さ」が入った表現を「さ入れ言葉」と呼び、うっかり
使ってしまいがちです。

「させていただく」を分解すると、
使役の助動詞「させる」 + 謙譲語の「いただく」
となります。

この場合の「させる」は、だれかに何かをさせる意味を表しており、
「いただく」とセットで使うことで、相手に許可を得るようなときに使わ
れます。しかし、使役の助動詞には「せる」もあり、「させる」と「せる」
が混同されていることが多いようです。

上記の場合、「読ませていただく」で意味は通じます。相手に敬意を払う
表現を意識するあまり、不要な「さ」が入ってしまった例です。

その他の例では

× やらさせていただきます ⇒ ○ やらせていただきます
させていただきます

× 休まさせていただきます ⇒ ○ 休ませていただきます

× 送らさせていただきます ⇒ ○ 送らせていただきます

実は私も時々使ってしまいがちで、「さ」を入れるべきかとるべきか迷う
ことが多くあります。
「させていただく」とすれば、とりあえずへりくだった表現になっている
はず、という思い込みが間違いを招いているように思います。

一方、「~させていただきます」と人から言われた場合、一見、丁寧なよ
うで強引にことを進めようとする印象を受けます。注意したい言葉です。

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「全然」

どちらかというと話し言葉で使われうことが多いようですが…

「全然いいです」
「全然だいじょうぶです」

と、いう言い方。

全然の後には、「~ない」などの打ち消しの言葉、または「だめ」のよう
な否定的な語とのセットで「まったく、まるきり、まるで」という意味を
表すとされます。

ですから、上記のように
「全然」のあとに肯定の表現がくるのは間違い。
と思っていました。

しかし、調べてみると必ずしもそうとは言い切れず、「大辞林 第二版」
「大辞泉」では、話し言葉での俗な言い方として「非常に、とても」とい
う意を表すと記されています。つまり、上記のいい方もOKということです。

ただ「全然」の次に来る言葉によっては、実際に耳にしたり目にすると違
和感を覚えることも多いので、場合によっては
「とてもいいです」
「まったく問題ありません」
と言い換えるほうがスマートかもしれません。

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「外人」

本来は「外国人」と表記するところを、以前、このメルマガでも「外人」
と書いてしまい、読者から指摘を受けたことがあります。

主題は別にあり、それを伝えるエピソード部分を書くときにうっかり使っ
ていたのですが、私には実際に外国人の親戚もいて、彼らと直接相対して
いるときは決して使うことのない言葉なのに、油断していると無意識に使っ
ていることを深く反省しました。

気持ちのうえで外国人を軽視するつもりはなくても、言ったり、書いたり
することで不快に思う人がいることを忘れてはならないと改めて思った出
来事でした。

▼ 知っておいてよい人種や民族に関する表記
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

人種や民族の表記は配慮を要します。共同通信社「記者ハンドブック」に
よると

原住民 → 先住民、現地人
酋長  → 首長、集落の長
後進国 → 発展途上国

などが一般表記として挙げられています。

「帰化」も、国籍法に基づく申請や手続きの際や、米移民帰化局関連で使
う以外は、「国籍取得」と表記するほうが好ましいようです。
「帰化」とは、かつて朝廷の支配下に入ることを意味した言葉だからです。

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