今週は、メールを含む伝達手段の選択についてです。
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   仕 事 の メ ー ル 作 法              < 何で伝えるか(3)
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                             電話できないとき

移動中の連絡。

その場で電話できない状況だと
スマートフォンやタブレットから
メールを送信することもよくあります。

例えば、乗り物に乗る前。
移動に使う乗り物に乗る前にメールで連絡し、降りてから電話で確認をとる。

そうすると、自分が電話連絡できない間も
相手は作業ができたり、次のアクションの予測ができたりします。

パソコンのメール対応の場合でも
自分がこれから外出するようなときは
外出前に相手に用件を伝えておき、出かけます

そうすれば、自分が外出中に
相手は用件の確認や作業できるので
外出から戻ったら、何かしらの返答があり
すぐに次の手が打てます。

▼ 携帯電話に出ることがすべてか?
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
以前、打ち合わせ中でもスマホの電源をオンにして
電話がかかるや、その場で電話に出て
まったく別の客先と話し始めた営業マンと同席したことがあり、
びっくりしました。

仕事柄とはいえ、どんなときも
電話に出なければいけないのでしょうか。

スマートフォンやタブレット、
ノートパソコンを持って移動していても
それが使えない時間や状況は発生します。

確かに、かかってきた電話にすぐに返答することも大切ですが
連絡できない状況で、どう段取りし、対処するか
智恵を働かせるのも大事なことではないでしょうか。

<追記>2022.12.19

今は、電話よりメールやチャットで対処できることが増えました。

ただ、打ち合わせ中に
かかってきた別件の電話に出る必要がある場合もあります。

そんなときは
打ち合わせに入る前にひと言、
かかってきた電話に出る必要がある旨を相手に伝え、断りを入れておけば
失礼にはならないでしょう。

こうした対応は知恵というより礼儀の問題。

打ち合わせ中に別件の電話に平気で出て対応する相手とは
私は今でも仕事はしたくない、と思いますし
実際に、しません。

多分、そういう相手との仕事は
うまくいかないと想像できるからです。

 
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今週は、メールを含む伝達手段の選択についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 何で伝えるか(2)
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電話か、メールか

取材依頼の連絡。
通常は電話で打診するのですが、
場合によってはメールで連絡することもあります。

どんなときにメールで連絡するかというと…

1)相手に直通のメールアドレスを知っている
(以前、面識がある相手)

2)つかまりにくい相手
(多忙だったり、出張などが多く、アポイントメントがとりにくい相手)

3)どんな取材かを伝えたい
(URLを明記することで、どんな媒体のどんな取材か詳細が伝えられる)

特に、3)は口で言うより、目で見たり、読んだりする方が
相手にも理解してもらいやすいメリットがあります。

こみいった内容や口頭では伝えきれないことも、
メールでURLを知らせてサイトを見てもらったり、
添付の資料に目を通してもらうと話が早いのです。

▼ メールで電話した内容をフォロー
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ただ、電話や文書での依頼より、
メールでの依頼はやや略式な印象があるので
相手の状況をみて慎重に対処を。

電話で依頼し、そのときアドレスを教えてもらい、
フォローとして詳細をメールするとスマートで確実です。

電話で連絡がつかなかった場合に、メールで先に連絡しておき、
後ほど再度電話するという方法もあります。

取材依頼のようなケースでは
電話をメインにしつつ、メールでフォローすると効果的です。

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今週は、メールを含む伝達手段の選択についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法     < 何で伝えるか
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メールか、それ以外か…

ビジネスでも日常生活でも、伝達手段としてメールが必要不可欠になって
いるのは、周知の事実です。

メールの依存度は私自身も極めて高くなっていますが、
サーバーやパソコンにトラブルが発生したり、突然の停電でも発生すれば、
メールでの伝達はたちまちできなくなってしまいます。

メールアドレスさえ知っていれば、見知らぬ人へでも気軽に連絡できますが、
内容や送り方に気をつけないと、心象を悪くすることだってあります。

これまでも当メルマガでは、メールを過信してはいけない、
と述べてきました。
すべてがメールで完結・完了するものとは思えないからです。

メールは確かに便利このうえない伝達ツールですが、
場合によっては、電話、FAX、手紙やはがき、直接対面で…と、
その時々で適切な伝達を選ぶことも必要。

例えば、証拠として残ったり、他の人の目に触れては困る内容は
メールやFAXなど、文書として残さず口頭で伝える。
逆に、やりとりの経過や、言った言わないのトラブルを避けるために、
メールなどの文書で残す。

こうしたことは、日々、意識していく必要があると思います。

今週はメールで伝達する方がよい場合、その他のツールを使う方がよい場合
を考察していきましょう。

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今週は、読者からいただいた質問や意見をご紹介します。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法        < 読者からのお便り(4)
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「拙見」について

VOL.808 の< 読者からのお便り(2)>で「拙見」の読みについて
読者のかたからお便りをいただきましたので、ご紹介します。

<読者からの意見 その一>——————————————

4月30日付メルマガで、「拙見」の読みについての話題がありましたが、
この言葉は無いはずです。
明治期に発刊された国語辞典にも記載されていませんでした。

自身の意見を謙遜した「拙」の字を使う表現は「拙意」(せつい)です。
「見」の字を使う謙遜した表現は
「愚見」(ぐけん)「浅見」(せんけん)です。

ただし、よく使う「私見」にも謙遜の意が含まれていますので、
通常は「私見」で良いと考えています。

読者 夏みかんさん

<読者からの意見 その二>——————————————

拙見ですが、このような言葉は多分無いと思います。
意見の謙譲語は、卑見、愚見などで、
かなりへりくだった言い回ししかないようです。

あまりへりくだりすぎない、謙譲語があっても良いとは思いますが
(しいて言えば、私見かとおもいますが)、
文書にうるさい某商社を含め、40年近いビジネスキャリアーの中で
拙見という言葉にお目にかかったことがありません。

ただ、よく商社で使っていた、
貴状(貴方よりの書状)や弊状(当方からの書状)も
広辞苑には掲載されていませんし、ワープロ変換でも出てきません。

会社の先輩に話したところ、一言の元に、広辞苑もレベルが低いね、
と切り捨てられましたが、
確かに貴状、弊状はよく使われていますので、
広辞苑の弱点かもしれません。
読者 Tさん

——————————————————————

インターネットで検索すると、「拙見」を使った文章は検索される
のですが、言葉そのものの意味を見つけることはできませんでした。
紙の辞書・辞典でもしかり。

拙著や拙家のように、自分がつくりだしたものや自分のものを
へりくだって表す際には「拙」を使えばよい、
と安易に想像していたのですが、
ありそうで、実はない言葉が「拙見」だったのですね。

それに代わる言葉として、夏みかんさん、Tさんともに挙げて
おられるのが「私見」。
なるほど、これなら分かりやすく、メールや文章に取り入れても
自然でスマートな印象です。

貴状、弊状のように、実務レベルでは使われているのに、
辞書にはない言葉もあります。
その業界特有の言葉というのもありますし、
新語や造語の類も次々に生まれては、いつのまにか消えていくものも
あります。

そうしてみると、つくづく言葉は生き物だと感じます。

でも、大切なのは、まずは自分で調べてみること。
たとえ、正解が得られなくても、自分で調べた手間が経験として残り、
どうしたら分かるかを想像するチカラにつながっていくように思います。

でも、こうして自分で調べて分からなかったことも、
メルマガを通じて教えてもらうことができるのは
ネット時代の効用ですね。

夏みかんさん、Tさん、ありがとうございました。

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今週は、読者からいただいた質問や意見をご紹介します。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 読者からのお便り(3)
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                     変換して漢字の読みを知る

 <読者からの意見>————————————————

  漢字の読みを調べる(4)、
  普段使っているソフトにこんな機能があったのかと驚きました。
  これから使ってみます。

  ところで、教えていただきたいことがあります。
  OE6とFirefox2.0.o13を使っていますが、
  アドレスバーや検索用の欄でこの方法でうまくいきませんでした。
  バージョン違いなのでしょうか。

  もしお時間がありましたら、
  もう少し詳しく教えていただけませんでしょうか。
  (IEやメモ帳、テキストエディタ、ワードでは出来ました。)

                           読者 C.Mさん
 ——————————————————————

 < 漢字の読みを調べる(4)>では、
 再変換して読みを調べる方法をご紹介しました。
 
 合わせて、パソコンのキーボードにある「変換」キーを使った
 読みの表示方法を紹介したのですが
 私の書き方が悪く、誤解を招いてしまったかもしれません。
 改めて、方法をご紹介しますね。

 ▼ブラウザを使って漢字の読みを知る方法
 (ブラウザはFirefoxを使用)

 1)ブラウザのアドレスバーに読めない漢字をコピーして貼り付けます。
   ↓
 2)貼り付けた文字を選択し、反転表示します。
   ↓
 3)パソコンのキーボードにある「変換」キーを押します。
   すると、アドレスバーにドロップダウン・リストが表示され
読みを見ることができます。

 Internet Explorer(IE)の場合は、キーボードの変換キーを押さなくても
 2)で反転表示したあと右クリックし、
 プルダウンメニューにある「再変換」をクリックすると
 読みが表示されます。

 こちらに詳しい手順があります。

 ▼メールソフトを使って漢字の読みを知る方法
 (メールソフトはOutlook Expressを使用)

 1)「メールの作成」で新規にメールを開きます。
   ↓
 2)メール作成画面に読めない漢字をコピーして貼り付けます。
   ↓
 3)貼り付けた文字を選択し、反転表示します。
   ↓
 4)パソコンのキーボードにある「変換」キーを押します。

   要領は、上記のブラウザを使う場合と同じです。

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