今週は、気をつけたい言い回しについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 言葉づかい注意報 >
◆─────────────────────────────────◆
「新年明けまして」
何度か、当メールマガジンでも紹介してきたのですが
新年を迎えたこの時期、よく目にする言いまわしなので
とりあげたいと思います。
その言い回しとは……
「新年明けましておめでとうございます」
「明ける」とは「旧年から新年になる」という意のため、
「明けまして」だけでよく
前に「新年」が来ると意味が重なることになります。
「新年明けまして…」と一つのフレーズとして使ってしまいがちですが
「新年おめでとうございます」
あるいは
「明けましておめでとうございます」
が適切な使い方です。
正月の新聞の全面広告にも
「新年明けましておめでとうございます」
と使われていて、ちょっと驚きました。
語呂やノリで、なんとなく使い良いから
という言い回しは、ほかにも少なからずあります。
ですから、そういった「使いやす言い回し」が
主流になっていくのは仕方のないことなのかもしれませんが
折に触れ、本来の言葉の意味を知ることは必要だと思います。