今週は、メールで説明する時のポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 伝わる説明メール(3)
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                       意見より事実を先に!

 今週は、メールで説明するとき、
 きちんと意図が伝わるメールにするための
 ポイントを挙げています。

 ▼ポイント その3
「事実と意見を分ける」

 メールで説明をするときに気をつけなければならないのが
 「事実」と「意見」を混同しないことです。

 「事実」とは、実際に起こったこと。
 誰が見ても同じ認識・判断をする事柄を指します。

 「意見」とは、主観的に感じたこと。
 思ったこと。人によって見方、感じ方が違います。

 「日中の気温が30度だった」というのは「事実」ですが
 「溶けそうなほど暑かった」というのは「意見」です。

 「客先からクレームがあった」というのは「事実」ですが
 「感じの悪い客先から意味不明なクレームがあり、むかついた」
 というのは「意見」です。

 状況や経過をメールで説明する時
 「大変だった」「焦った」「気持ちよかった」といった感想や
 「私はこうすべきと思います」といった所感を
 聞かれもしないのに長々と述べるのではなく

 まずは、どんなことがあったのか、
 どのように対応・対処したのか
 何が問題なのか
 という「事実」の説明を優先します。

 「意見」と「事実」がごちゃ混ぜになった説明は
 説明を受ける側に、現場で何が起こり、どうなったかが
 正確に伝わらず、適切な判断をにぶらせます。

 特に、トラブルやアクシデントに巻き込まれ
 その渦中に自分がいると、感情が先走り
 説明も主観が先行してしまうことが多くあります。

 そのようなときほど、
 冷静に「事実」を客観的に説明し、その後、
 自分の「意見」を述べるようにしましょう。

 説明に限らず、メールで報告や連絡、相談する時も
 「事実」を先に伝え、その後、「意見」を述べることを
 心がけると、それを読む相手が混乱せずにすみます。

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今週は、メールで説明する時のポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法    < 伝わる説明メール(2)>
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                       ひと目で分かる工夫

 今週は、メールで説明するとき、
 きちんと意図が伝わるメールにするための
 ポイントを挙げています。

 ▼ポイント その2
何を伝えたいメールなのか、はっきり示す

 相手が何を知りたいか、何を求めているか
 をつかんだら、それを説明するメールでは
 相手にそれが「ひと目」で分かることが重要です。

 その「ひと目」で伝える最初のポイントが
 メールの場合、件名です。

 「ひと目」で分かる件名は、
 週刊誌の見出し、ポスターのキャッチコピー
 と同じような役割を果たします。

 相手に伝えたいこと(本文)を
 ずばり「ひと言」に要約すると
 どのようなキーワードが出てくるでしょうか?

 コストパフォーマンス?
 デザイン?
 売り上げ倍増?

 そのキーワードを使って
 相手の心をつかむ件名を考えてみましょ。

 細かい機能や仕様より
 それらがもたらす効果、価値を
 件名で述べるように意識します。

 また、本文で説明する時は
 あれもこれもとランダムににアピールするより
 伝えるべき要点をしぼりこんで

 本文の冒頭で
 「○○についてのポイントは2点あります」
 のようにアピールポイントの数を挙げ
 順に説明していくと分かりやすく伝わります。

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 【しごび】 の お す す め
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 「スマートノート」の原点は
 コレだな! と思いました。

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今週は、メールで説明する時のポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < 伝わる説明メール >
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                       相手が知りたいのは?

 メールで状況や経過を説明するとき
 うまくまとまらない、
 書くのに時間がかかってしまう。

 あるいは
 時間をかけてメールを書いたわりに
 相手に意図が伝わっていなくてがっかり……
 という経験はありませんか?

 今週は、メールで説明するとき、
 きちんと意図が伝わるメールにするための
 ポイントを挙げていきます。

 ▼ポイント その1
相手が知りたいことは何か、を把握する

 状況説明、経過説明、事情の説明など
 メールで説明を求められた際、
 良いことや都合のよいことばかり挙げてしまいがち。

 しかし、そうした良いことより
 不利なこと、不安な点についての説明こそ
 相手は必要としているケースが多くあります。

 自分が強調したいこと、アピールしたいことより
 まず、優先すべきは
 相手が何を求めているか、です。

 相手は何を知りたいのかを冷静に考え、
 説明の目的を明らかにしたうえで
 メールの内容を整理してみましょう。

 順調に物事が進んでいるときより
 問題や課題、トラブルが起こっているときほど
 的確な説明が求められます。

 目先のことにとらわて
 不安材料をうやむやにしたり、後回しにしたりせず

 俯瞰して物事を捉え、今、自分は何を求められているか
 を考えることが、適切な説明をするときの
 最初の心構えです。

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今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法      < おかしな表現(5)
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                        「風のうわさ」?

 「 風のうわさ 」

 と聞いたり、見たりします。

 「風のうわさに彼は転職したと聞きました」
 と使ったりしますが
 実は「風のうわさ」ではなく「風の便り」の間違いです。

 「風の便り」とは、
 どこからともなく伝わってくるうわさという意味で
 風聞(ふうぶん)、風評、風説とも言い換えられます。

 これらの文字からも分かるように
 「風の便り」とは、風が運んできたかのように
 いつのまにか人の間に立ったうわさという
 イメージがります。

 「人のうわさも七十五日」ということわざがありますが
 この「人のうわさ」と「風の便り」が混同され
 「風のうわさ」
 という言葉がつくられてしまったのでしょう。

 人づてに「便り」のように伝わってくるのがうわさであり
 うわさが風に運ばれてくるわけではないということでしょう。

 したがって、冒頭の文例は次のようになります。

 「風の便りに彼は転職したと聞きました」

 読みの音が似ていることからくる
 同様の間違いとしては

 × 印籠(いんろう)を渡す → ○ 引導(いんどう)を渡す
 × 汚名挽回 → ○ 汚名返上
          ○ 名誉挽回

 などがあります。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 いよいよ明日! 2席、空きがあります。

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      第10回 【仕事美人 トーク・カフェ】
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        タグチ!ワークス (Web500)
         田口 相さん
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  日 時  9月14日(土) 14:30~16:30

  会 場  名鉄イン名古屋錦

  参加費  「仕事美人のメール作法」読者 ⇒ 割引あり
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 ★お申し込み方法はフェイスブックのこちらのイベントページで
    参加表明を!
    

 ★トークカフェの後、ゲストの田口さんを囲んで懇親会を開催。
  懇親会への参加の有無もお知らせくださいね。

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今週は、誤解・誤用しているかもしれない表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法              < おかしな表現(4)
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                   「いさぎいい・いさぎわるい」

「 いさぎよい 」

という言葉があります。

漢字で書くと「潔い」。
意味は、卑怯な点や未練がましいところがなく立派である
という意味で使います。

例)・あのような状況で、潔い決断だと思います。

・そこで潔く諦めることができませんでした。

では、「潔い」の反対語は?
「いさぎよい」の反対だから
「いさぎわるい」? 「いさぎがわるい」?

実際、
「どっちつかずでいさぎわるい人」とか
「間違いを認めないなんて、いさぎがわるいにもほどがある」
のような使い方をしている文を見たり、聞いたりもします。

「潔い」は「いさぎよ」までが語幹の形容詞なので
「潔しとしない」「潔くない」
という言葉はあっても
「いさぎ」が良いとか、悪いという表現はしません。

したがって、「潔い」の反対語は
その言葉の意味からすると
「未練がましい」とか「諦めの悪い」が適切でしょう。

ちなみに
「いさぎいい」も間違いです。
漢字では「潔い」ですが、仮名で書くときは
「いさぎよい」であって、「いさぎいい」とはなりません。

おそらく、耳で聞いただけだと
「いさぎよい」も「いさぎいい」も似たようなものとして
混同してしまうのかもしれません。

「いさぎいい」と覚えてしまうと
その反対は「いさぎわるい」?
と単純に連想してもおかしくないわけです。

こうした間違いを避けるためには
音でなく、文字で言葉の意味を知り、覚えることも
大切ではないでしょうか。

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【しごび】 の お 知 ら せ
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                        「変」か「転」か

 「 わざわい変じて福となる 」

 故事成語をさりげなく文中に添えると
 ちょっと知的な印象を相手に与えるものですが
 使い方を間違えると、逆効果。
 知的な印象どころか、残念な印象にしかなりません。

 上記の故事成語も、そんな残念な一例です。

 正しくは
 「 わざわい転じて福となす 」

 禍(わざわい)に襲われても、
 それを逆用して幸せになるように取り計らう
 ことを意味します。

 中国の史書「戦国策」の中にある言葉ですが
 わざわいは「変じる」のではなく、「転じる」。
 つまり、厄介を幸福に「転換する」力を指します。

 また、最後の「福となす」は漢字で書くと「為す」。
 禍を福に転換するように「事を為す」のであり
 都合よく状況が好転して「福となる」わけではない
 ということでしょう。

 一見、大きな失敗やピンチと見える事柄も
 立場や見方を変えることで、
 成功やラッキーに逆転することができる
 という場面で使える故事成語が
 「 わざわい転じて福となす 」
 です。

 間違えないように正しく使って
 差をつけたいですね。

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 【しごび】 の お す す め
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