今週は、気をつけたい敬語の使い方についてです。
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                       「お召し上がりになる

今週は、気になる敬語の使い方について取り上げています。

相手に何を「食べる」か尋ねる場合

1)何をお召し上がりになりますか
2)何をお召し上がりになられますか
3)何をお召し上がりになられますでしょうか?」

上記の3つの表現のうち、敬語として適切なのは
何番だと思いますか?

「食べる」の尊敬語は「召し上がる」。
「食べますか?」と目上の相手に尋ねる場合
「召し上がりますか?」
とします。

しかし、これだけでは素っ気ない、
もっと丁寧に表現したい! という場合は
1)の「お召し上がりになりますか?
を使います。

「お召し上がりになる」は
尊敬語「召し上がる」+尊敬語「お~になる」
の二重敬語ですが、慣習として定着しているものとして
例外的に使われています。

しかし、
2)のように「お召し上がりになる」+尊敬語「~れる」
は敬語を使いすぎています。

3)の「お召し上がりになる」+尊敬語「~れる」+「でしょうか?」
は敬語が過剰なうえに「でしょうか?」が付いて
表現がくどくなっています。

「習慣として定着した二重敬語」には
お召し上がりになる」のほかに

(尊敬語)「お見えになる
(謙譲語)「お伺いする」「お伺いいたす」「お伺い申し上げる

があります。

 
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