今週は、相手に対して失礼な対応についてです。
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仕 事 ‎Begin の メ ー ル 作 法        注意が必要な対応(2)
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                                                                         傷心の相手への対応

落ち込んでいたり、
意気消沈していたりする
相手に連絡するのは気を遣うものです。

相手が立ち直ってない、あるいは
立ち直れない状況にあることを
分かっている場合

何かひと言
励ましや慰めの言葉をかけたい
と思うのが人情です。

でも、
「頑張って」
「元気出して」
「気にするな」
というひと言は
失意の底にある相手の心に追い打ちをかけることも。

なぜなら
相手が落ち込んでいるのは
それ以上頑張れないから
これ以上元気が出ないから
とても気にしているから
です。

根拠のない
「大丈夫」も
避けた方がよいフレーズ。

事態が収拾したり、問題が解決したとき
初めて安心感が得られる言葉なので
何も解決していない時点で安易に
「大丈夫」と人から言われても、反感を覚えるだけです。

心に痛手を負った相手に対しては
本人の心が回復するまでは
人が代わることはできません。

そっとしておくのが一番なのですが
それでも連絡をとる必要がある場合は

大変でしたね

というひと言を。

「なんとお声掛けしてよいか…。言葉もありません」
大変な状況を知ったうえで、連絡するのは心苦しいのですが

と自分の心情を伝えたうえで
用件に入ります。

相手を思いやる気持ちがあればこそ
立ち入った心配や慰めはやめ

用件を簡潔に伝えることが
必要と考えます。

相手が尋ねているわけでもないのに
「私にも似たような経験があって……」とか
「私のときはもっと悲惨で……」とか
自分の苦労自慢や不幸自慢をここぞとばかりに展開する人がいますが

その人の自己満足であって
相手にとっては余計なお世話にすぎないことが
往々にしてあります。

 

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