
今週は、うっかりミスしやすい表現についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 間違いやすい言葉 >
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「暇にまかせて」?
「暇にまかせてランニングを始めた」
このときの「まかせて」は、実は「飽かせて」の間違いです。
「~にまかせて」は、そのものの勢いのままにするという意で
「成り行きにまかせて」のように使います。
対して
「飽かせて」は、ふんだんに使う、十分に使う、という意味。
「暇に飽かせて」とは、
「暇な時間を十分に使って」ということです。
同様に
「金にまかせて建てたショールーム」
というのも間違いで
「金に飽かせて建てたショールーム
というのが適切な表現です。
「金に飽かせて」とは、費用を惜しまずに物事を行うという意味。
「金にまかせて」は、お金の力に物を言わせて、という意味合いで
使われていることが多くあるようです。
「金と暇に飽かせて収集した美術品の数々」
は、資金も時間もふんだんに費やして
という意味合いです。
こうした贅沢な表現を使う場面は
あまり多くはないのですが
「まかせて」と「飽かせて」の違いは
知っておいてよいでしょう。
今週は、このように
間違いやすい表現について
取り上げていきます。