今週は、メールで見かけた気になる言い回しについてです。 ◆─────────────────────────────────◆ 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法 < 変な言い回し(5)> ◆─────────────────────────────────◆ 文中の名前 今週は、メールで見かけた気になる言い回しについて取り上げ、 どのように書き換えればよいかを考えてきました。 あるイベントの抽せんに当選し メールで通知が来ました。 メールの宛名は 私の名前になっているのですが 本文には 「このたびは ○○○(イベント名)のお申し込みをいただき 誠にありがとうございました。 抽選を行い、△△さまが当選されましたので、お知らせ申し上げます。 誠にお手数でございますが、添付文書に記した銀行口座に △△さまのご名義でチケット代をお振込送金していただきたく お願い申し上げます」 とありました。 メール本文にある「△△さま」は 別人の名前。 おそらく、別の人宛てのメールを コピーして流用した際 名前の部分を書き換え忘れているのだろうと 推察しました。 念のため、 「この当選メールは、 神垣宛てでしょうか △△さん宛てでしょうか?」 と確認したところ 双方とも当選で メールの名前の部分を書き換えぬまま 送信していた旨のお詫びの連絡がありました。 このケースでは メールの言い回しには問題はないのですが 同じ文面を複数の人に送信する際 誰にでも起こりうる間違いなので 取り上げました。 文面に名前を入れる場合 自動的に名前の部分を宛名と連動して 自動変換してくれるアプリケーションもあるようですが そうでないときは 名前の書き換え漏れがないように 注意が必要。 メールの文面に 相手の名前を意識的に挿入すると 呼びかけているような印象を与え 親しみが増すものですが このように 別人の名前が入ったままでは せっかくの心遣いが台無しになってしまいます。 上記ようなケースでは 間違いが起こる可能性が高いので 「抽選の結果、当選をお知らせいたします つきましては、添付文書に記した銀行口座にご本人の名義で・・・」 として、文面に名前を入れるのは避ける方が 無難かもしれません。 送信前に読み返して 間違いがないか確認することも必要です。 ◆─────────────────────────────────◆ 【しごび】 の お 知 ら せ ◆─────────────────────────────────◆ 来週9月21日(月)~23日(水)は 連休のため 1週間メールマガジンの配信を休みます。 次回の配信は 9月28日(月)です。 どなた様も良き休日を! メルマガのバックナンバーが 「まぐまぐニュース」に取り上げられているので、ご紹介! ▼9月15日掲載 「お伺いいたします」は間違った使い方。今さら聞けない尊敬語や謙譲語 ◆─────────────────────────────────◆ 【しごび】 の お す す め ◆─────────────────────────────────◆ 今年3月に刊行された「 一目置かれる大和言葉の言いまわし」 に続く、大和言葉関連本の新刊をご紹介! 今回は、雑誌感覚で読めるムックです。 知っていて損はない 日本古来の上品で優しさのある言葉遣いを 知ることができますよ。 --------------------------- ★『 大和言葉 入門 』★ --------------------------- 宝島社から好評発売中! コンビニや書店で見かけたら ぜひ、手に取ってみてください。