今週は、敬語の基本的な考え方、使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法  < 敬語のあれこれ(4)
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二重敬語に注意

今週は、敬語の基本的な考え方、使い方について
とりあげています。

●二重敬語に注意

敬語を重ねて使う誤りを「二重敬語」といいます。

例えば
「会議で部長がおっしゃられた件ですが」
の「おっしゃられた」。

「言う」の尊敬語は2通りあり、
1)「言う」+尊敬語「れる」 → 言われる
2)別の敬語に言い換え    → おっしゃる

このどちらかを使えばよいのですが
すでに「言う」の尊敬語である「おっしゃる」に
さらに尊敬語の「れる」を付けて
「おっしゃられる」とすれば二重敬語です。

「見る」の尊敬語
〇 ご覧になる
× ご覧になられる → 尊敬語「れる」が不要

「来る」の尊敬語
〇 「お越しになる」
× 「お越しになられる」 → 尊敬語「れる」が不要

「行く」の謙譲語
〇 「うかがう」
× 「おうかがいいたします」 → 謙譲語「お~いたします」が不要

一方で
「お見えになる」(「来る」の尊敬語)
「お召し上がりになる」(「食べる」の尊敬語)
のように、日常的に使われることが増えて
定着した二重敬語もあります。

今は、二重敬語として指摘されている言葉遣いも
次第に定着していくものもあるかもしれません。

しかし、
すでに敬語化している言葉に
さらに敬語を付け加えても
相手への敬意が高まるわけではないので

敬語を過剰に使っていないか
日頃から注意したいですね。

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