今週は、話し言葉と書き言葉の違いについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 話し言葉と書き言葉
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変わりゆく言葉、でも……

手紙や文書で使う「書き言葉」と
会話や電話で使う「話し言葉」には
違いがあります。

書き言葉が改まった感じのオフィシャルな言葉とすれば、
話し言葉は少しくだけたカジュアルな言葉として
区別してよいでしょう。

話し言葉は
実際に会ったり、声を聞いたりしながら
やりとりするため

主語を省いても
「あれ」「それ」といった曖昧な表現を使っても通じ、
分からなければ聞き返して
その場で確認することができます。

親しい間柄の相手ほど、その度合いも強まるため
「です」「ます」「ございます」とった丁寧な表現は避け
親しみを込めた口調になるものです。

メールは
伝達手段としては
手紙と電話の中間に位置する媒体。

ビジネスメールでは
手紙に近い改まった「書き言葉」を比較的よく使いますが

懇意な相手になるほど、
日常会話に近い言い回しを使うことも増えます。

さらに、
LINEやFacebookといったSNS
が普及し

メッセンジャーでのやりとりは
日常会話や仲間内のおしゃべりが
“文字化”されていると言っていいでしょう。

「書き言葉」は限りなく
「話し言葉」に近づきつつあり
区別があいまいになっているように感じます。

言葉はその時どきで変わっていくものですが
昨今、大和言葉が見直されているように
美しい言葉遣いは日本の文化でもあり
大人のたしなみとして知っておいてもよいもの。

今週は、今一度
「書き言葉」と「話し言葉」の違いを見直し
使い分け方を確めていくことにしましょう。

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