ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、感じの良いひと言について考察します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 先輩から学ぶ(3)
◆─────────────────────────────────◆
                         「恐れ入ります」

▼ 活用範囲が広い「恐れ入ります」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
VOL.192 でも触れていますが「恐れ入ります」も、目上の人が使っている
のを聞いて真似して使うようになった言葉です。

私は「すみません」の代わりに使うことが多いです。話し言葉では、人込
みの中を進んでいくような時、書き言葉では他人に何かお願いするような
時が多いでしょうか。ほかにも使いみちが広いのが「恐れ入ります」です。

●断る時
「恐れ入りますが、今回はご遠慮させてください」
→ 「恐れ入りますが」とひと言添えることで、和らぐ。

●否定表現を婉曲に
「恐れ入りますが、当方では対応しかねます」
→ 単に「対応できません」というより婉曲

●依頼する時
「恐れ入りますが、ご持参いただけないでしょうか」
「恐れ入りますが、少しお待ちくださいませ」
→「持ってきてください」「待ってください」とストレートに言う
より感じが良い

●お礼に代えて
(席を譲ってもらった時など)恐れ入ります
→「ありがとうございます」という感謝の気持ちを伝える場合

▼ 目指そう、言葉美人!
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「恐れ入ります」は口に出して使っていると、自然に書き言葉でも使える
ようになります。ほかの言葉でも同じ効果があります。

「習うより、慣れろ」で、人から聞いて感じが良いと思った言葉、心惹か
れた言葉づかいは、積極的に取り入れて、自然に言ったり書いたりできる
ようになりたいものです。

言葉づかいがきれいな人は年齢に関係なく、好印象を与えますよ。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

 今週は、感じの良いひと言について考察します。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 先輩から学ぶ(2)
◆─────────────────────────────────◆
「了解」の怪

▼ 「了解」より「承知しました」
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールで頻繁に使う言葉に「了解」があります。

主に「分かりました」という意味で「了解」「了解です」「了解しました」
と使います。

同僚や仕事仲間には意識することなく使っていたのですが、目上のかたに
「了解」と書くのは抵抗があり、どうしたものかなと思っていました。

ある時、客先の部長職のかたが電話で「承知しました」と言われているの
を聞き、感じがいいなと思い、以来、私も真似ています。

「承知しました」のほかに「かしこまりました」「承りました」もいいで
しょう。私は、客先とのメールのやりとりでは、この三つの言葉を意識し
て使うようにしています。

▼ 覚えておいて損はなし
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「了解」に対して違和感を覚えるか否かは、個人によって感じ方に違いが
あるかもしれません。私の場合、私用や親しい人には抵抗なく使えるので
すが、客先や目上の人に対しては「これでいいのかしら」という疑問があ
りました。

50代の男性によると

> 私の年齢の人であれば、この語は40年以上前、NHKのテレビドラマで
> 新聞記者仲間が使っていて、そのときの新聞記者がカッコよかったので
> 広まったように思います(このことだけではないでしょうが、
> かなり有なキッカケになったように思います)。

とのこと。

私の世代で言えば「ウルトラマン」などのヒーローものの番組で耳にした
のが「了解」ではなかったでしょうか。メールのやりとりでも、親しい間
柄だと「ラジャ」なんて書いたりまします。

ビシネスメールで使う「了解」も間違いではないかもしれません。ですが、
より丁寧な言葉づかいとして「承知しました」「承りました」「かしこま
りました」も覚えておいてよい言葉ではないでしょうか。

▼関連

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む

今週は、感じの良いひと言について考察します。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < 先輩から学ぶ
◆─────────────────────────────────◆
「ご無理言いますが」

▼ 言い方に経験や人となりが現れる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
目上の人や年上の人、仕事でも人生においても先輩に当たるかたからのメ
ールにハッとすることがあります。

言葉の使い方について、学ぶべき点が多いのです。言い方ひとつ。同じこ
とを伝えるのでも、感じよく相手に伝えられるか否かは、経験や人となり
が現れるもの。

メールや文書の書き言葉だけでなく、電話の応対や話し方にも同じことが
言え、改めて尊敬の念を抱くことが少なくありません。逆に自分も、せめ
て仕事の場では、若い人のお手本になるような言葉づかいをしなくては、
と気が引き締まります。

今週は、そんな先輩がたから学んだ感じの良い言葉づかいについて取り上
げていきたいと思います。

▼ 変更や追加にもニッコリ対処できるひと言
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
感じの良い言葉の一つが「ご無理言いますが」「ご無理申しあげますが」。

相手の都合で変更や追加が発生するような場面。よくあることではありま
すが、「ご無理言いますが、ご対応よろしくお願いします」のひと言で、
随分気持ちも柔らぐものです。

変更や追加はあって当然ですし、対処する気構えでいますが、客先や目上
のかたからのこのひと言は、「喜んで!」という気にさえなってしまうの
で不思議です。

こんなふうに馴れ合わず、まっとうで丁寧な対応をしてくださる客先は、
大事にしたいと思いますし、結果的に長くお付き合いが続いているように
思います。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む


今週は、メール送信の際のちょっとした気配りについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法    < メールのうっかり(5)
◆─────────────────────────────────◆
流行り言葉も程ほどに

▼ つい、はしゃいでしまうのね
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「2ちゃんねる」に見られるような特殊用語や流行言葉をメールでやたらと
使いたがる人。あなたの周りにいませんか?

「すみません」が「スマソ(実際は半角)」、「希望」が「きぼんぬ」、
「うざい」「キショイ」「マターリ」など、挙げればキリがありません。

ネットビギナーに多く見られるのが、メールへの絵文字や顔文字の多用。
下手をすれば、一行ずつ文末に何かしら顔文字が入っている場合も。

結局、「流行の言葉を使ってみたい」「絵文字を使っていることがうれ
しい」という、はしゃいだ心理の表れなのでしょう。気持ちは分かります
が、大の大人が仕事でやりとりするメールには差し控えたいもの。

▼ 使いすぎはあとの祭り
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールに書かれた文章は、普段会話する調子で書いても、読む側には冷た
く感じられたり、ぶっきらぼうな印象を持たれやすいです。

それゆえ、流行の言葉を使っておちゃらけたり、顔文字で感情を伝えよう
とするのかもしれません。でも、安易に流行り言葉や顔文字に逃げるより、
言葉を尽くすことに労力を使うほうが賢明。

親しみや照れ隠しで使った絵文字も、読む側にはバカにしているとか、ふ
ざけていると誤解されることもなきにしもあらずです。

私は私用のメールやプライベートで人に会うときは、何のためらいもなく
広島弁で書いたり、しゃべったりしてしまいがち。でも、調子に乗ってい
ると、必ず、仕事の席でもボロッと出てしまい(主に会話ですが)恥をか
いたことが何度かあります。

使い分けができる、と過信している時ほど危ないです。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む

今週は、メール送信の際のちょっとした気配りについてです。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法           < メールのうっかり(4)
◆─────────────────────────────────◆
引用の目安

▼ 相手の引用スタイルに合わせる
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールを返信する際、引用を取り入れるか否かで二通りのスタイル
があります。

一つは、相手のメール文を引用し、その上に新たな文を重ねて
双方のやり取りの全文を残すスタイル。

もう一つは、相手のメールの必要な部分だけを引用し、それに
対する意見や見解を書いていくスタイル。

どちらでもよいのですが、私は、やりとりする相手の引用スタイル
に合わせるようにしています。ただ、ビジネスメールの場合は、
やりとりの履歴を残しておくと後から確認しやすいので、引用を
重ねて全文を残すことが多いです。

▼ ケースバイケースで対応を
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ポイントになる部分を引用してコメントしつつ、最後に相手の
メール全文も引用しておくスタイルもあります。

上記の二通りのスタイルの折衷案といった感じですが、やりとりが
一往復程度の短いやりとり向きかもしれません。

このメールマガジンの感想メールも、メルマガを全文引用した感想
と、一部のみ引用した感想メールとがあります。

私から返信する際は、メルマガ全文が引用された感想メールに
ついては、引用部分を敢えて削除して返信しています。相手はすで
に読んだ上で感想を送ってくれているのだから、返信時にはメール
のサイズを小さくして返す、という意図からです。

引用の有無を一律に決めてしまうより、自分なりの基準を設け、
ケースバイケースでその都度考え、工夫するということで
いいのではないでしょうか。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む
ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから

今週は、メール送信の際のちょっとした気配りについてです。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 の メ ー ル 作 法            < メールのうっかり(3)>
◆─────────────────────────────────◆
                           長すぎる署名

▼ 長すぎると目が行き届かない
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールの最後に付ける署名。これも告知ツールの一つです。

メールの署名にあるURLは必要や興味があればクリックするし、
アドレスが明記されていれば返信もしやすい。
次のアクションを誘導できる点で、名刺以上の効果が期待できます。

社名や部署名、電話番号、FAX番号、メールアドレス、URLといった
署名の基本項目に、その時々でアピールしたい情報や告知内容を
添えるという手法を実践してしいるかたも多いことでしょう。

そこで注意したいのが、PRしたい項目を付加し過ぎて
署名が署名でなくなるほど長くなってしまうこと。

私も経験があるのですが、長すぎる署名は、相手に最後まで
目を通してもらえないことがあります。
読みやすさに配慮して、改行を多用したのがアダになることも…。

▼ 相手に合わせ使い分けけを
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
メールを読む際、最も注意して読むのは本文です。
署名は、あくまで刺し身のツマ、つまり、添え物です。

本文を読んで用件が理解できたら、長い署名にまで注意が向かない
こともあります。
逆に、二、三行で終わる本文なら、長い署名がよく目立ち
興味を引くこともあるでしょう。

返信メールに必ず前のメールを引用する相手の場合、
やりとりのたびに長い署名を繰り返し入れるのは
メールのボリュームをいたずらに増やすことになります。

やりとりが続く場合は、署名も縮小版・簡易版に切り替えて入れる
方が好ましいです。

前のメールを引用せず、一回ごとに用件を述べる相手の場合は、
ボリュームのある署名を入れてもそれほど違和感はないでしょう。

署名もパターンを替えて何通りか登録し、相手によって使い分けを。
署名を作成する時は、下にスクロールしなくてもパッと目に留まる
ボリュームを目安にするとよいでしょう。

<追記> 2020.11.16
 この記事を書いた14年前は、署名にアスキーアートを入れる
 ことが流行っていて、10行以上に及ぶ署名も少なくありません
 でした。

 コロナ禍で人と対面する機会が減り、名刺交換することが
 少なくなってきた今、メールの署名は名刺に代わるものとして、
 もっと見直されてよいと考えます。

 会社のトピックや商品・サービス情報を署名に添える場合は、
 定期的に内容を変えて、最新の情報を付加すると
 効果的です。

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

記事全文を読む