今週は、有限会社エニシングへの取材記事を届けします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法      <Tシャツショップのメール作法(3)
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漢字Tシャツを購入する個人のお客様に対して、西村氏が大切にしている
のが「顔の見えるメール」であること。

▼ メールで育くむお客様との密な関わり
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一度注文のあったお客様の名前、住所、注文商品はできる限り記憶に留め、
どこに住み、どの商品を選んだかを手がかりに、お客様の人物像をイメー
ジ。メールを送る際には、何かしら語りかけるひと言を添えます。

リピートして注文があった際も、そのお客様の記憶をたどり、何かひと言、
自分の言葉で相手に伝えます。

例えば、住所が前回の注文時と変わっていれば「○○に引越しされたんで
すね」。そのひと言で、相手は気づいてもらえたことにはっとし、気持ち
の距離が縮まります。

そんなやりとりを続けていると、お客様からのメールは必ずと言っていい
ほど「西村さん」と指名の宛名で返ってくるのだとか。「Anything 御中」
でも「ご担当者様」ではなく「西村さん」。

お客様からは西村氏の顔が見え、西村氏からもお客様の顔が見える。
メールのやりとりを重ねるごとにフランクに、客と店主という垣根を越え
た知り合い同士のやりとりに近い親密なものに変わっていく、と言います。

メールを通じて育まれたお客様との密な関わりは、やがてクチコミや紹介
という形で静かに広がり、漢字Tシャツショップの人気に繋がっているよ
うです。

■社長・西村の日記
http://www.anything.ne.jp/anything-diary.html