今週は、メールをわかりやすく書き換えるポイントをご紹介します。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 書き換える技術(3)
◆─────────────────────────────────◆
唐突なメール

先日、いきなり下記のようなメールが送られてきました。
——————————————————————

(件名)ご質問【メルマガ広告の件】

(本文)
はじめまして。○△□と申します。

お忙しい中申し訳ありませんが、
標記の件で教えて頂きたいことがございます。

まぐまぐから発行されているメルマガ『仕事美人のメール作法 』では
広告(ヘッダー広告)の募集はしていらっしゃいますでしょうか?

「もし、広告掲載が可能でしたら、
下記原稿の場合の費用と掲載までの日数等の詳細を
教えて頂けないでしょうか?

お手数をおかけしますが、よろしくお願い致します。

(広告原稿)

(署名)

——————————————————————

ご覧の通り、広告の依頼メールです。

この種の広告依頼メールには、次のような共通したパターンがあります。
1)そつのない丁寧な言葉遣い
2)唐突なアプローチ
3)こちらの返答を待たず、話を先に進める

言葉遣いが丁寧で、敬語の使い方もきちんとしています。
ですが、言葉遣いの丁寧さと裏腹に押しが強いのが特徴です。

なぜ、広告依頼メールを送ったのかという理由はなく、こちらのメルマガ
に対する感想や読んだ気配も感じられません。

私だったら初回のメールは

「広告(ヘッダー広告)の募集はしていらっしゃいますでしょうか?」

という打診に留め、相手の返事を待ちます。

しかし、上記のメールでは一気にことを進めようと
「もし、広告掲載が可能でしたら…」
とこちらが反応する前に用件を畳み掛けてきます。

一度に要件を済ませたいという意図からなのでしょうが、こうした“畳み
掛ける”広告依頼があまりに多いので、私はお断りしています。

メルマガの有料広告でも無料の相互広告でも「まずは相手を知ってから」
と思うからです。

私のメルマガで紹介する内容は、自分が読んで良いと思ったメルマガやサ
イト、【しごび】読者におすすめしたい内容でなければ取り扱わない、と
いう基準を設けています。

有料広告も私自身が納得し、自信をもって紹介できない内容の場合はお受
けしていません。

これはあくまで私の基準なので、送られてきた依頼メールに違和感を覚え
ず、双方の目的や利害が一致しているのであれば、それでやりとりを進め
れば問題のないことでもあります。

ただ、メルマガ広告一つも「類は類を呼ぶ」と思うので、自分の中に基準
を持つことは必要と思っています。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】

カミガキのフェイスブック

カミガキのツイッター

「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版
 登録はこちらから

記事全文を読む