今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法       < 読者からの質問(3)
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 「など」と「等」

先日、まどろこしい表現として「など」を当メルマガで取り上げたところ、
http://blog.mag2.com/m/log/0000146166/108197228.html
読者のかたから次の質問をいただきました。

<読者からの質問>————————————————

本日の「など」の使い方で、「等」についてはいかがでしょうか。
「など」と「等」は同じものなのでしょうか。
それとも違うものでしょうか。

————————————————– 読者 T.Hさん

「など」も「等」も同種類のものを並べ、似たものがほかにもあることを
表すときに使用する言葉です。

同じ意味合いを持ちますが、「等」は公用文書や法令に使われることが多
く、「など」より改まった文書で使われる傾向にあります。

使用する場合、どちらが良いということではなく、文章を書く際にどちら
かに統一されていれば良いと思います。

共同通信社「記者ハンドブック」では、「等」は新聞漢字表にない音訓と
して、「など」に統一表記されています。

▼ 文章が冗長になるので多用は禁物
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以前、自費出版のエッセイの原稿を編集した際、筆者が「等々」という表
現を使っていたのが気になり、校正時に「などなど」と朱を入れました。

すると筆者から「『などなど』という表記はやめてほしい。そんなつもり
で書いたのではない」とクレームが入りました。筆者は「とうとう」と読
ませ、使いたかったのでしょう。

どちらにしてもあいまいな表現に違いはないのですが、漢字で書くほうが
キマルというイメージがあるのかもしれません。

以前にも述べましたが、「など」を多用すると文章があいまいでまどろこ
しくなるので、使い過ぎは禁物。「等」「等々」「などなど」も同様です。

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【しごび】 か ら の お 知 ら せ
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読者からのコメントです。
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いつか本にしてほしいなぁと思ってました。
Memoしながらメルマガを読んでたんですが、本っていう形が好き。
(ハナビさん)
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やっと、本になりました。
【しごび】をいいとこどりした内容です。

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