今週は、感じのよいビジネスメールへの書き換え指南です。
◆─────────────────────────────────◆
 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法     < 再び、書き換える技術
◆─────────────────────────────────◆
                       マイナスをプラスに!

 今週は事例を挙げながら、メールをわかりやすく、感じよく書き換える
 ポイントをご紹介します。

 ネットオークションでの出品者からのメールの一文です。
 ——————————————————————
 夫婦共、時間が不規則な仕事をしておりますので、協力しあってはおりま
 すが、ご連絡がスムーズにいかない事があるかもしれませんので、あらか
 じめ、ご理解下さいますよう、お願い申し上げます。
 ——————————————————————

 上記の文は、言いたいことはわかるのですが、句点「。」が一つしかなく
 読点「、」でつながっているので、読みづらく感じます。

 文章の構成としては、下記の三つの柱が考えられます。
  ・夫婦共、時間が不規則な仕事をしている
  ・そのため、連絡がスムーズにいかないことがある
  ・すぐに返信ができない場合もあるので、ご理解いただきたい

 上記の三つの柱を念頭に、適切に句点を入れて書き換えてみましょう。
 ——————————————————————
 私どもは夫婦共に時間が不規則な仕事をしております。
 できるだけ迅速な対応を心がけておりますが、ご連絡に多少お時間を要す
 る場合がございます。
 恐れ入りますが、その旨ご理解いただけると助かります。
 ——————————————————————

「ご連絡がスムーズにいかないことがあるかもしれません」と否定的に表現
 するより、やむを得ず「ご連絡までに多少時間を要する場合がある」こと
 を率直に伝え、そのための対応の努力をしている点も述べます。

 さらに、こちらの都合で対応が遅れることの了承を得る文なので、
 「あらかじめ、ご理解ください」よりも
 「恐れ入りますが~助かります」と書くほうが
 好印象を残せるのではないでしょうか。

記事全文を読む