今週は、自分側、相手側の呼び名についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法            < 呼称の整理(5)
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                        場所やモノの呼び方

最後に、人以外の場所やモノの呼称を整理しておきましょう。

▼宴会
自分側からは…
「小宴」

相手に対しては…
「ご盛会」

▼参加する
自分側からは…
「出席」「参加」「列席 」

相手に対しては…
「ご出席」「ご参加」「ご列席」「ご参列」

▼品物
自分側からは…
「粗品」「寸志」

「つまらないもの」と書くよりは「心ばかりのもの(品)」という表現の
方が感じがよいものです。

相手に対しては…
「お品」「結構なお品」「ご佳品」

「寸志」に対して「ご厚志」という表現もあります。
お中元、お歳暮へも「結構なお品を頂戴し…」と書くこともあります。

▼資料や品物の授受
自分が受け取る場合…
「受領」「拝受」

このほか「入手(いた)しました」
「ご送付いただき、ありがとうございます」という表現もあります。

相手に受け取ってもらう場合…
「ご査収」「ご笑納」「お納めください」

「~をお送りしましたので、ご確認をお願いします」と書いても
よいでしょう。

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今週は、自分側、相手側の呼び名についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法                < 呼称の整理(4)
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                        意思・気持ちの呼び方

考えや気持ちを表すときも、自分側と相手側では表現が異なります。

▼自分の考え
「私見」「所感」「所見」「拙見」

「愚見」「愚考」という表現もありますが、
必要以上にへりくだった記述は却って嫌味な印象を与えるので注意を。

▼相手の考え
「ご意見」「貴案」

そのほか、「ご高説」「ご高見」「ご卓見」などもあります。

呼称に縛られるよりは
「お客様のご意見をもとに」「○○様からいただいた案」
のように名前とセットで記述するのも感じがよいものです。

▼力添え
自分側は…
「微力」

相手側は…
「ご尽力」

▼心遣い
自分側は…
「配慮」「留意」
「気に留めておきます」という表現もあります。

相手側は…
「ご配慮」「ご高配」
ほかに「ご芳情」「お引き立て」「ご容赦」という表現もあります。
「お心遣い、ありがとうございます」というフレーズでもいいですね。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、自分側、相手側の呼び名についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                < 呼称の整理(3)
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                            職場の呼び方

自分の職場は、どのように言い表すのが適切でしょう。

▼会社
自分の会社は…
「弊社」「当社」が一般的です。

場合によっては「わたくしども」「小社」という呼び方もあります。
「うち」というのはくだけすぎて、好ましくないですね。

相手の会社は…
「貴社(主に書き言葉で)」「御社(主に話し言葉で)

迷うのが、会社以外の職場の呼称です。例えば…

▼銀行
自分が勤務している場合は…
「当行」「本行」

相手が勤務している場合は…
「貴行」「御行」

信用金庫の場合は「貴(御)金庫」、
信用組合の場合は「貴(御)組合」です。

▼学校
自分が勤務している場合は…
「当校」「本校」

相手が勤務している場合は…
「貴校」「御校」

▼団体
自分が勤務している場合は…
「当協会」「本会」「当組合」

相手が勤務している場合は…
「貴(御)協会」「貴(御)会」「貴(御)組合」

ちなみに団体の場合は、本社ではなく「本部」、
支社ではなく「支部」と記します。
そこで働いている人は社員ではなく「職員」です。

以上のような呼び方がありますが
自分が勤務している場合は、基本的に「わたくしども」で代用できます。

相手の勤務先は、くどくならない程度に
「社名+様」で表す方が感じがいいです(特に初めてのメールの場合)。

これは、会社以外の呼称で「貴~」「御~」に続く言葉が思い浮かばない
場合に使っても適切です。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、自分側、相手側の呼び名についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 呼称の整理(2)
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人の呼び方

まずは初歩的なところから、人の呼び名を整理してみましょう。

▼自分のこと
「私」「わたくし」「当方」

「小生」と書く人もいますね。
複数になると「私ども」「わたくしども」です。

▼相手のこと
「○○さん」「○○様」「お客様」

改まった呼び名としては「貴殿」というのもあります。
「あなた」「あなた様」よりは名前を書くほうが感じがいいです。

複数の呼び名としては「各位」があります。
「各位殿」と書かれたメールをたまに目にしますが、
「各位」が敬称なので「殿」は不要です。

▼社内の役職者
役職に就いている人は…
山田部長、田中課長 など、「名前+役職」
役職名=敬称なので「山田部長さん」と役職名の後の「さん」は不要。

社内の役職者を社外に対して呼ぶ場合は…
「部長の山田が伺います」「弊社課長の田中が」のように
「役職+名前」とし、この場合も「さん」はつけません。

▼社外の役職者
社内の呼称同様、「名前+役職」が基本。あるいは
「営業部部長の大田様」のように「役職+名前+様(さん)」と書きます。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、自分側、相手側の呼び名についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法        < 呼称の整理 >
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変わる呼び方

会社 対 会社のメールのやりとりをするとき、
自分の会社や社員の呼称と、相手の会社や役職に対する呼称は異なります。

たとえば、ビジネスメールの場合
自分のことは「私」「わたくし」ですが、
相手に対しては「○○さん」「○○様」と書きます。

役職のつく相手なら、「部長 ○○様」「○○部長」と
書き方も変わってきます。

自分の会社のことは「弊社」「当社」ですが、
相手の会社のことは「貴社(主に書き言葉で使用)」
「御社(主に話し言葉で使用)」と書きます。

※口頭で「貴社」と言うと、場合によっては「記者」「帰社」と
混同するおそれがあるので「御社」とすることが多いようです。

では、学校や団体の場合の呼び名の言い換えは?
添付資料を自分が受け取るとき、相手が受け取るときの書き方は?

今週は、このような自社と他社、自分と相手により変わる呼称について
取りあげていきたいと思います。

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今週は「メール作法アンケート」の結果についてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 返信の際の引用(5)
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                             まとめ

 【仕事美人のメール作法】のコミュニティを使った
 【しごび】流「メール作法アンケート」
 第一回のテーマは「返信の際の引用」についてでした。

 ▼結果の詳細はこちら 
 (まぐネット!βへのログインが必要です)

 【しごび】流「メール作法アンケート」の結果を見て
 「どちらも、どちらでも派」が最も多かったのは
 意外でもあり、うれしくもありました。

 メールの返信の際、どこまで引用するかは
 私自身、相手に合わせ
 全文を引用、部分引用、引用しないを使い分けていて
 その都度、臨機応変に対応しているのですが
 当メルマガの読者も同様にしている人が多いと分かったからです。

 結局のところ、メールの作法には絶対的なルールはなく
 自分の職場環境や相手との距離感で対応は変わっていくものと
 思っています。

 ですから、全文引用が正しい、部分引用が正しい
 ということではなく

 その都度
 相手やメールの目的、主題により
 引用をどこまでするかを考えて
 自分なりの基準を持つことこそが大切。

 メールの文章も例文どおりの記述が味気なく、
 すぐそれとわかってしまうの同様
 一律、四角四面のメール対応というのは、
 受ける側として鼻白むものがあります。

 自分のルールを持つということは
 メール自体が伝達手段として浸透し
 成熟しつつあることだと、改めて感じました。

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