今週は、省略する前の文・後の文を比較します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 略さずに書くと… >
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「ご連絡、」
「ご連絡、ありがとうございます」
(あるいは、ありがとうございました)。
上記はビジネスメールでよく使う一文です。
使い慣れていると気づかないのですが
実はこれ、短縮した一文でもあります。
本来は、次のように書くのではないでしょうか。
「ご連絡いただき、ありがとうございます」
初めてやり取りする相手や、礼を尽くす場合には
「いただき」を添えていたのに、
相手とのメールのやり取りが頻繁になったり、懇意になったりすると、
文を簡略化することが多くなります。
私自身も書き分けることを意識していたつもりですが
先日もメールでファーストコンタクトのあった相手に、うっかり
「ご連絡、ありがとうございます」を使ってしまい
相手からのメールの冒頭が
「ご連絡いただき、ありがとうございます」
と、自分より丁寧な表現になっていて恐縮しました。
もちろん「いただき」がなくても意味は伝わりますし
それで不愉快になる人もいないと思うのですが
送信する側として、気をつけておきたい言葉遣いではあります。
本来は丁寧に言葉を添えるべきところを「、」で省略している
言いまわしがほかにもありそうです。
今週は、このように略さずに書くと、どのような言い回しになるか、
日常よく使う言葉を見直してみたいと思います。
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