今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(3)
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                        後出しジャンケン

 疎まれるメール、その三」。
 「あとになって騒ぎだすメール」。

 トラブルや問題が起きてから、騒ぎ出す人がいます。

 それまでの打ち合わせや、確認の際には
 「問題ありません」「OKです」と返事をしておきながら、

 ちょっと問題が起きると、
 「嫌な予感がした」とか「恐れていたことが現実に…」とか
 急に騒ぎ始める人。

 いい歳の大人になっても
 「後出しジャンケン」が好きなおかたはいるものなんですね。

 不安材料や懸念事項があるのなら、事前に意見を出し、
 話し合っておくのが打ち合わせです。

 そのときには黙っておいて、
 自分が不安や問題視していたことが表出したからといって
 後になってあれこれいうのは、問題の解決には全くなりません。

 過去にさかのぼってあれこれあげつらう前に
 「今、どう対処するか」が問題のはず。

 私は、この手の「後出しジャンケン」派にはむかついて、
 反論してしまいがちなのですが、
 メールでそれをしてしまうと騒ぎを増幅するだけなので、
 スルーすることを覚えました。

 問題の解決になる意見や見解だけを注視し、とり合わない。

 メールの場合、感情的になると収拾がつかなくなり、
 無駄にエネルギーを費やすことになります。

 チームやグループでメールのやり取りをしているときも
 うしろ向きな発言や雑音見極め、
 必要な情報や意見だけを取り込むことにしています。

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 【しごび】 の お す す め
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         【ビジネスパーソン メール術】(5)
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 相手をがっかりさせず好印象を与える、断り上手なメール作法
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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 疎まれるメール(2)
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返信を急かす

疎まれるメール、その二。
「返信を急かすメール」。

例えば、「6月21日中に返信をお願いします」と伝えておきながら
同日早々に「提出はまだですか?」「どうですか?」と
メールで催促。

返信や連絡をしようとしているところに、こうした催促メールが来ると
「自分は信用されていないのだろうか」と思えてきます。

「その日中」の指定であれば、相手からの返信を待てばよく
もし、もっと早く返信を求めるのであれば
「6月21日午前中」とか「6月21日13時までに」と
返信期日を知らせておく方が、お互いに安心できます。

私的な携帯メールのやりとりでも
返信が来ないとすぐに「どうしてメールをくれないの?」と
返信を強要するメールはうざったく思われるもの。

メールの返信にも「間合い」はあってよいと思うし
返信期日を重視するのであれば、相手に事前に期日を知らせる配慮が
必要ではないでしょうか。

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今週は、梅雨空のようにうっとおしいメールについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法        < 疎まれるメール
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                           自論が長い

 仕事でも、プライベートでも「勘弁して!」と思うメールがあるものです。
 長い、くどい、しょーもない…といろいろありますが、今週は
 疎まれるメールの傾向と対策を考えましょう。

 疎まれるメール、その一。
 「自論を展開し続けるメール」。

 自分の主張や主観を延々と述べるメールは疲れます。
 裏を返せば、客観性がないということでもあります。

 自分のやり方や、自分の職場の慣習に固執し、他社や他の人にとっては
 必ずしも当てはまらないという視点が欠けている。
 
 「それはあなた、もしくはあなたの会社だけなのでは?」と思える内容を
 延々と綴っているので、当然メールも長い。

 このようなメールに同調すると、ますます持論を展開されることになるので
 「そうなのですね」「そうでしたか」とさらっと受け流します。
 相手が長文であるほど、返信はごくあっさりと短く。

 やりとりが続きそうな場合は、
 「ご意見、ありがとうございます。参考になりました」
 とこちらから終わらせます。

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今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(5)
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                        巧妙化する迷惑メール

 このメルマガのネタ集めのために
 日々、迷惑メールの件名にも目を通すのですが
 風俗系とか下半身系の件名以外に
 増えていると思うのが、商材販売系です。

 明らかに「それ」とわかる件名なので、判別はすぐつくのですが
 たまに、感心するようなものもあります。
 中には、下記のような質問型も。

  英語で「予定は金曜日に変更になりました」と言うには
  どうすればいいでしょう?

 上記は、実際は改行せずに一行丸ごと件名になっているのですが
 迷惑メールだと分かっていても、つい考えてしまったり…。

 以前はつたないものも多かったのに、
 迷惑メールの件名も巧妙になっていることを実感します。

  連絡願います。
  発送確認

 このようにネットショップに見せかけた紛らわしい件名も多いので
 社名や商品名など、双方が思い当る具体的なキーワードを
 挿入していく工夫が必要です。

 携帯⇒パソコン のメールでは件名が抜けているケースもあり、
 これも迷惑メールにとらえられがちなので
 気をつけましょう。

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今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(4)
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                        名前のある件名

 惑わされる件名として、名前入りというのがあります。

  先日はありがとうございました。里中です。

  お世話になります、石山です。

 これらはいずれも迷惑メールにあった件名ですが
 このように姓が書かれた迷惑メールが最近増えています。

 通常は迷うことなくごみ箱行きにするのですが
 家族や親せき、知人の名前と同じだと「もしや」という気持ちから
 まんまと“敵”の手中に。

 妹と知人の下の名前が同じで、どちらもひらがな表記なので
 「○○です。例の件で」といった件名をうっかり開いたことがあります。

 ▼ 名前には社名をセットで
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 件名に名前を入れることは、ビジネスメールのやり取りでも行われていますが
 名前だけでなく社名や部署名とセットにした方が、はっきりします。

 私が仕事でやりとりする相手のメールを見てみると
 二通りのパターンがあります。

 1)件名にカッコ書きなどで社名+名前 
   差出人名は、日本語または英文字のフルネーム

 2)件名には社名や名前なし
  差出人名に、社名+名前

 件名か差出人名に社名があれば、
 佐藤さんや藤井さん、田中さんといった
 同姓が多い場合でも区別がつきやすいです。

 実際、
 同時期に同じ姓の相手からのメールが
 上記の1)でも2)でもなく
 どちらも差出人名が英文字表記の姓だけだったことがあり
 混同しそうになったことがあります。

 メールの使用頻度が高い人は
 1)や2)の配慮があり、

 さらに上級者になると
 相手によって件名の社名・名前の入れ方や
 差出人名も数種用意して切り替えているケースも見られます。

 少なくとも、メールを送信した相手に判別してもらえるような
 工夫は必要ではないでしょうか。

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 【しごび】 の お 知 ら せ
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 あっ! 今日は「九スポ」の日。

『痛いっ! おじさんメール改造講座
      ~ 今さら聞けない大人のメール作法 ~』

 
 第9回のテーマは「文末の終わらせ方」です。
 すっきりスマートなメールの終わらせ方、できていますか?
 続きは紙面をお読みくださ~い。

 神垣の連載は……
 「九州スポーツ」では毎週木曜日に
 「東京スポーツ」は一日早く水曜日に
 掲載予定です。

 ぜひ、お読みくださいね!

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今週は、迷惑メールの件名をもとに傾向と対策を考えます
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法       < 件名の留意点(3)
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                        共通事項・共通体験

 迷惑メールと分かっていても、時に「あれ?」と目が留まる件名があります。
 最近、私がまんまと引っ掛かってしまったのが次の件名です。

  【重要】ご注文商品の発送のご案内です。

 ネット通販をよく利用するので、「あれ?」と思い、メールを開いたら
 競馬メルマガの案内でした。

 ちょうどネット通販に注文した商品があったため
 件名につられて、つい開いてしまったのです。同様に

  仮登録中

 という件名にもまんまと…。
 実は、登録申請しているメルマガがあり、その連絡かと思い
 つい開いてしまいました。

 これらに共通するのは「差出人名」が「shop」「magazine」の単語を含む
 英文字になっている点。紛らわしいのです。

 ▼ お互いの行動や認識に直結する言葉で
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 通常なら、反応することはないのですが
 ネット通販で注文したばかり、メルマガやブログの申請をしたばかり
 という自分に思い当る行動があると、反応してしまう…

 ということは、ビジネスメールのやりとりでも
 相手との共通事項、共通体験に基づく件名にすると
 反応を得やすいということでもあります。

「次号広報紙の打ち合わせのお願い」
「24日会議の準備について」
 のように、相手にすぐに伝わる件名を工夫しましょう。

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 あ と が き
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 作家・日垣隆さんの有料メルマガ「ガッキィファイター」

 購読料、年間1万円
 読者5000人以上。
 独自配信で、クレジットカードで購入できるシステムです。

 彼のメルマガは
 2002年にクレジット決済を可能にしているので
 日垣さんは、まさに有料メルマガの第一人者と言ってよいでしょう
(まぐまで有料メルマガ配信する場合、4割手数料を引かれますが
 独自配信なら、購読料100%が著者の収入になりますから)。

 彼の場合、
 メルマガだけで、十分な収入があるということは
 お分かりでしょう。

 自分の「媒体」を持っているからこそ、
 媒体の広告主から(仮に)圧力をかけられたとしても
 それに屈せず、真実を書ける
 ということなんです。

 作家・日垣隆に
 私がシビレる理由はここにあります。

 昨年、私が広島からわざわざ東京へ出向いて
 日垣さんの勉強会や読書会に参加したのは
 「それだけの価値がある」人の話を直に
 自分の耳で聞きたかったからです。

 日垣さん主催の勉強会に初めて参加した時、
 「次はない!」」という思いで
 会の後、日垣さんと名刺交換したことが
 このたび、広島で企画した講演会につながりました。

 交通費かけて東京まで行かなくても
 6月25日に、広島で日垣さんの話が聞けるんです。

 ぜひ、多くのかたに
 ご参加いただきたいと思っています。

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      作家・ジャーナリストの 日垣隆氏 に聞く
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 何が起きるか分からない今・・・「こう考えれば、うまくいく。」 
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 ◎日 時 : 6月25日(土)  12:30開場/13:00開始~15:30
 ◎場 所 : 広島県立総合体育館(グリーンアリーナ)地下1階 
 ◎参加費 : 4500円
 
 ●お申し込み先/ credohiroshima@gmail.com へ
  件名に【6/25イベント申込】と明記のうえ
  氏名、性別、メールアドレス、お電話番号をお知らせください。

 ☆日垣さんの著書はこちら

 「こう考えれば、うまくいく。」(文藝春秋)

 「電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。」(講談社)

電子書籍を日本一売ってみたけれど、やっぱり紙の本が好き。
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