今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(2)>
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「小職」の使い方
企業にお勤めの女性読者からいただいた質問です。
<読者からの質問>————————————————
【しごび】愛読者の27歳OLです。
今回、質問がありメールをさせて頂きました。
メールの文中などで、自分を表現するのに使う
「小職」という言葉についてです。
これは男性言葉だという認識なのですが、あっていますでしょうか。
また、女性がメールの文中で自分のことを指し示す場合、
適当な言葉がありますか?
読者 N.O さん
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N.O さんは、他部署の新卒の女性社員から
「質問等ございましたら、小職までご連絡ください」
というメールを受け取り、小職の使い方に疑問を持ったとのこと。
辞書で調べますと、「小職」とは
「官職についている人が自分をへりくだっていう語」
とありました。
ですから、官職にあるかたであれば、男女関係なく
「小職」を使用できることになります。
民間企業の場合は、上記の意味から「小職」を使うのは適切ではないので
「質問等ございましたら、当方までご連絡ください」
のように「当方」と言い換えることができるのではないでしょうか。
あるいは
「質問等ございましたら、総務部 神垣までご連絡ください」
のように、具体的な問い合わせ先を明記するのもよいでしょう。
女性がメールの文中で自分のことを指す言葉としては
「当方」「わたくし」を私はよく使います。
「私」と漢字で書いてもよいのですが
丁寧に相手に伝えたいときは、敢えて平仮名書きで
「わたくし」としています。
「当方」「わたくし」ほど頻度は高くないですが
「神垣までお知らせください」のように
自分の姓を書くこともあります。
女性らしい表現ではないのですが、客先に対して使うことが多いです。
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