ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。
ビジネスメールを書くときのコツを7000人以上が愛読。
2005年から配信してい る無料メールマガジン
【仕事のメール心得帖】登録はこちらから
今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします。
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法 < 読者からの質問(4)>
◆─────────────────────────────────◆
現在形にする理由
旅行会社勤務のかたからいただいたメールです。
<読者からの質問>————————————————
ところで、「ありがとうございます」って過去形はいいのでしょうか?
わたしはあまり気にせず、予約いただいた際など最初の案内などには、
「ご予約ありがとうございます」。
最終案内など手続き最後のメールなどお送りするときは
「この度はご予約ありがとうございました」と過去形が多いように
思います。
正直、わたしはあまり意識して変えていません。
でも、先日デパートに勤務している知人から、
勤務先では「ありがとうございました」
とこちらから、商売を打ち切るような過去形は絶対使わない
と言われ、考えてしまいました。
業種の違い、接客言葉とメール作法、異なる場合はあると思いますが、
また、お暇なときにでも、神垣さんの考え、教えてくださいね。
(読者 Qさん)
——————————————————————
感謝の言葉「ありがとう」を現在形で書くか、過去形で書くか
当メルマガで取り上げた際、(2008年12月24日配信 VOL.961)
その後も読者のかたから、さまざまな反応がありました。
実際、私自身も常に「ありがとうございます」と現在形で
書いているわけではなく
上記のQさんのように、仕事や出来事が完了した際や
過去の物事に対するお礼では
「ありがとうございました」を使います。
ただ「この場合、どっちがいいかな~」と迷うときは
現在形を意識的に使うようにしています。
その理由が、まさに上記にある百貨店勤務のかたのご意見
「ありがとうございましたと、こちらから商売を打ち切る」
感じがするからなんです。
「商売」というのを「縁」と言い換えてもいいでしょう。
「~ました」というのは“終わり”を感じさせる言葉です。
結構、小さいことが気になる(気が弱い?)私は、
「ありがとうございました」と書くと
「これっきりで終わり」という気がして
なるべく現在形で書くように意識しています。
特に仕事関係のメールは。
「ありがとうございます」の方が
次につながる感じがするからです
(ある種、自分への暗示みたいなものですが…)。
▼ 現在形で“今”の感情を伝える
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
「ありがとう」以外にも過去形より現在形を意識的に使っているのが
「申し訳ございません」「すみません」という謝罪の言葉。
読者のかたからも同じ意見がありましたが、
「申し訳ございませんでした」「すみませんでした」と
過去のことにせず、今の気持ちとして
現在形を使うほうが、相手に伝わるからです。
感謝の言葉も謝罪の言葉も
現在形を使うのが正しいということではなく
現在形にすると、よりリアルに“今”の感情を伝えやすい
だから、意識して使っている
というのが私の考えです。
「仕事のメールの基本を知りたい、でも、誰も教えてくれない。今さら聞けない」という人のためのメールマガジン。
毎週金曜日 配信!
【仕事のメール心得帖】有料版 登録はこちらから
最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』
その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
◆─────────────────────────────────◆
【しごび】 か ら お 知 ら せ
◆─────────────────────────────────◆
1月18日(日)まで、ご注文を承っていま~す!
————————————————
————————————————
ご注文について、詳しくはこちら