今週は、読者のかたからいただいた質問にお答えします
◆─────────────────────────────────◆
仕 事 の メ ー ル 作 法               < 読者からの質問
◆─────────────────────────────────◆
表記の問題

<読者からの質問>————————————————

今回、小学校の広報紙を制作するに当たり、
先生に原稿の校正をお願いしました。

その中のユーモア記事の文中で、
笑いを取る意味も含めて
「レクチャー」をひらがな表記で
「れくちゃー」と書きました。

その先生から、
「ー」は、カタカナの場合のみ使うので、
「あ」と表記した方がいい
というふうに指摘されました。

神垣さんはどう感じられましたか?
「れくちゃあ」では意味が通じないように思うのですが・・・。

ただ、小学校の広報紙という公共性が高いモノに関しては、
無難に「レクチャー」の方が良いのでしょうか?

神垣さんのご意見をうかがえたら幸いです。
(読者 岩室太郎様)
——————————————————————

「れくちゃあ」とひらがなで表記すると
かわいらしい印象はありますが
この場合は適切ではないかもしれません。

表現は違うのですが、
こちらは読者から笑いをとりたくて書いたつもりが
読者にはそう取られず
間違いではないかと逆に指摘されてしまった・・・

という経験が私自身にもあります。

わかる人にはわかってもらえるけれど
それがごく少数の人にしか通用しない表現の場合
却って誤解を生むことになってしまう可能性も
(ハズせないつらさと申しましょうか…)。

小学校の広報紙であれば
子どものみならず
親やその親といった年配のかたもご覧になる可能性があるので
このケースでは一般的な表記である
「レクチャー」
とするのが適切に思います。

ちなみに、岩室太郎さんが担当されている小学校の広報紙は、
3年連続で「広報紙コンクール」で県の最優秀賞を受賞とのこと。

レベルが高いゆえに、表現について先生方からの意見や突っ込みも
多いと思います。

ユーモアのある表現として、敢えて
表記を変えるというのもひとつの挑戦ですが
多くの読者に受け入れられるわかりやすい表記
という観点での検討も必要になりそうですね。

ビジネスメールを書くときに役立つ最新の記事が無料で読めます。

メルマガ詳細

最新刊! 8冊目の神垣あゆみの
著書『迷わず書けるメール術』

その他の著書はこちら
このブログの記事を書いています。
【神垣あゆみ企画室】
記事全文を読む