今週は、メールで断るときのポイントについてです。
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 仕 事 美 人 の メ ー ル 作 法  < 断り上手なメール(3)
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                          即答する前に

 メールに限らず、頼まれたら「NO」と言えず
 「いいですよ」
 「承知しました」
 とつい、返答してしまう人もいるのではないでしょうか。

 勢いで安易に引き受けて、後悔しないよう
 即答は避け、返答までの時間をとることが必要。
 そのときの言い回しとしては……

 「社内で検討のうえ、ご連絡いたします」
 「内容を確認して、改めてご連絡いたします」
 「少々時間を要しますので、後ほどご返答いたします」

 このように、考える猶予を求めてから
 その後、改めて断りをいれます。例えば…

 「社内で検討いたしましたが、今回は見送らせていただきます」
 「内容を確認したところ、○○のため、当方では対応しかねます」
 「残念ながら、ご要望にお応えすることができません」

 といった具合です。
 あるいは、次のように代替案を提示するのもよいでしょう。

 「社内で検討したところ、今回は社内体制が整わないので、
  来年度に持ち越すことになりました」
 「この内容では不備があるため、別の方法をご提案いたします」

 安請け合いをして、結局対応できずに
 相手に迷惑をかけたり、がっかりさせたりするより
 冷静に考える時間をとってから、
 断りを入れるか、別の方法を提示すれば
 相手に悪い印象を与えることもありません。

 断るときも「急がば回れ」です。

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 【しごび】 の お す す め
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 徹底してやるだけ。

 まさに、うちの長女が「何が言いたいの?」
 と言われることが多いタイプ。

 教えてやらなければ!

 第94号 で、何?
 ————————————————–
  【 営業マン河村操はコミュニケーションする 】
 ————————————————–
         
 「営業活動に一番大切なもの」って何だろう・・・
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今週は、メールで断るときのポイントについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                       < 断り上手なメール(2)
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                        断りメールのパターン

断りのメールを送るとき、覚えておくとよい
パターンがあるのでご紹介しましょう。

1)相手への感謝 … 自分へ声をかけてもらったことへのお礼
2)断る理由    … 断りを入れる理由
3)断り      … 断り
4)フォロー    … 次のアクションにつなげるひと言、あるいは
相手の要望に対して、自分が可能な対応を提案

上記の1)~4)の順番で文章を展開すると
次のようになります。

1)ご案内いただき、ありがとうございます。
2)あいにく、その日はすでに予定があり
3)参加できません。
4)次回の例会へは参加の予定ですので
お目にかかれるとうれしいです。

1)ご依頼いただき、ありがとうございます。
2)あいにく業務が立て込んでおり
3)本日中に対応できかねます。
4)明日の午前中までお時間をいただければ
完全データでの納品が可能です。
明日までお待ちいただけますでしょうか?

1)で「すみません」と始めるより
まずは相手への感謝の言葉を。

2)の断る理由を示すときに
「あいにく」「恐縮ですが」「申し訳ありませんが」
といった緩衝材になる言葉を使うと
文全体の印象が和らぎます。

そのうえで、3)で断りをきちんと述べます。

そこで終わりにせず、4)で
「次回は…」のように次のアクションにつなげるひと言や
「しかしながら…」「明日でしたら…」のように
代替案を示すことで、断ったきりで終わりにならずにすみます。

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【しごび】 の お す す め
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今週は、メールで断るときのポイントについてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                                               < 断り上手なメール
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緩衝材+断りの意思表示

断りのメール。
これまでも何度か取り上げてきたテーマですが
おさらいも兼ねて、改めて紹介したいと思います。

「断る」という行為は、メールに限らず
言い出しにくく、気が重いものです。

しかし、ずるずると断ることを先延ばしにしたり
放置しておくと、相手に誤解や期待を抱かせてしまい
よけいに断りづらい状況を招くことになりかねません。

最も避けたいのが
あいまいな返答や表現です。

相手から予定を尋ねられたとき

「まだ、はっきりしませんが
今のところ、空いています」

「今のところ、空いているのですが
まだどうなるか分かりません」

といった返答をすると、相手は
「今のところ、空いています」=「大丈夫」
と受け止め、予定に組み込んでしまいます。

このように、どっちつかずの
あいまいな断り方は避け
「都合がつかない」
という意思表示をすることが必要。

断るときのコツとしては
緩衝剤になる言葉を使い、婉曲に表現することです。

せっかくですが、すでに予定があり参加できません
「今回は残念ですが次回はぜひ参加させてください」

断りの表現の前に
せっかくですが」「残念ですが
といった緩衝材となる言葉を添えると、
断りの文面でも、印象が和らぎます。

申し訳ありませんが
恐縮ですが
あいにく

といった表現も覚えておくとよいでしょう。

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今週は、間違いやすい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法                           < 敬語レッスン(5)
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                         「ご利用できません」

敬語のようで敬語でない…
そんな「なんちゃって敬語」を取り上げ
正しい使い方を解説してきました。

▼NGな文例
「あいにく駐車場はご利用できません

一見、敬語のように見える
「ご利用できません」。

文を分解すると
「利用できません」は
「利用できる」の丁寧語「利用できます」同様

「利用できない」の丁寧語「利用できません」
となっているだけで、それに「ご」が付いた
「なんちゃって敬語」。

「できません」と相手の行為を禁ずる表現を使うより
ここでは

「利用する」の尊敬語「ご利用になる」から
「ご利用になれません」
という表現をお勧めします。

▼GOODな文例
「あいにく駐車場はご利用になれません

「ご利用できます」も敬語のようで敬語ではなく
「ご利用になれます」が適切な表現です。

▼NGな文例
「割引券がご利用できます

▼GOODな文例
「割引券がご利用になれます

「できる」「できない」という表現は
目上の相手やお客様に使うのは控えます。

「ご利用になれます」「ご利用になれません」は
相手に敬意を払う「尊敬語」ですが

相手に自社の施設やサービスを
「利用してもらう」「利用してもらえない」という意味で使う場合

ご利用いただけます
ご利用いただけません
という謙譲語で表現することもできます。
<追記>
上記以外の例としては
▼NGな文例
「回送車両のため、ご乗車できません」

▼GOODな文例
「回送車両のため、ご乗車になれません」

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今週は、間違いやすい敬語の使い方についてです。
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仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(4)
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おっしゃられた

敬語のようで敬語でない…
そんな「なんちゃって敬語」を取り上げ
正しい使い方を解説しています。

▼NGな文例
「部長がおっしゃられたとおりです」

上記の文例の
「おっしゃられた」は
尊敬語の「おっしゃる」と「~られる」が重なった
二重敬語です。

元の文意は「言った」ですから
「言う」の尊敬語「おっしゃる」だけでよく
尊敬語の「~られる」は不要。

ただ、「動詞+られる」という尊敬語の公式が頭にあると
すでに尊敬語の「おっしゃる」にも「られる」を付け加えて
書いたり、言ったりしてしまいがちなので
注意しましょう。

▼GOODな文例
「部長がおっしゃったとおりです」

同様に、元の言葉が「話す」の場合も
「お話になられて」と二重敬語を使ってしまうことも。

「話す」の尊敬語は「お話になる」。
「お話になる」に「られる」を付ける必要はありません

▼NGな文例
「部長がお話になられていた○○の件ですが」

▼GOODな文例
「部長がお話になっていた○○の件ですが」
「部長がお話になった○○の件ですが」

上記の文例のように
「とおり」とか「ていた」のような補足的な言葉が付くと、
二重敬語をうっかり使ってしまいがちなので気をつけましょう。

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今週は、間違いやすい敬語の使い方についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法             < 敬語レッスン(3)
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                     「ご希望になられています」

敬語のようで敬語でない…
そんな「なんちゃって敬語」を取り上げ
正しい使い方を解説しています。

▼NGな文例
「会員証の再発行をご希望になられています

上記の文例の敬語の使い方で、どこが問題かというと……
「ご希望になられています」
の部分です。

元の文は「(再発行を)希望する」。
相手を敬う文なので、主語は相手ですから
「尊敬語」を使います。

「希望する」の「する」の尊敬語は
「される」または「なさる」。

したがって、次のような一文になります。

▼GOODな文例
「会員証の再発行を希望されています」

「会員証の再発行を希望なさっています」

この場合
「希望されています」「希望なさっています」で
敬語の役割は果たしているのですが

「ご」とか「なられる」といった余計な敬語を付け加えることで
却って回りくどく、分かりにくい表現になっています。

このように、本来の敬語の一文に
「なんちゃって敬語」を付け加えることで
過剰になっているケースがあります。

ノリや感覚ではなく
動作の中心となる言葉を見極め、主語を確認し、
適切な敬語表現を使うことを心がけましょう。

 
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