今週は余計なお節介メールについて考察します。
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仕 事 の メ ー ル 作 法 < 後悔、先に立たずなメール(2)>
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情報提供する前に
<エピソード-1>
ある編集者からのメールに「機会がありましたら、広島で注目の企業や
経営者をご紹介ください」とありました。
即座に思いついたのが、広島で業績をあげ東京進出を果たした某社。
「XXという会社をご存じないですか? ***を活用した営業改革を専門とす
るコンサルタント業をされています。△△社長は広島で同社を立ち上げ
現在は東京に本社を置かれ、広く活躍されています。同社では云々…」
と、すぐさまその編集者に返信しました。すると、その会社についてはす
でに知っており、社長に原稿執筆を依頼したこともあるとの返信。
相手は知らないだろうからと、メールにくどくど書き連ね失敗した例です。
▼ 自ら語る前にまずは…!?
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このケースでは
「注目の企業についてのご紹介ですが、XXという会社をご存じないですか?」
の一文に留め、まずは打診。
相手が知っているか、知らないかを尋ね、その反応を見てから詳細を説明
すれば良かった…と思いましたが、あとの祭りでした。
この失敗の原因は「相手はXX社について知らないだろうから」という前提
で先走って詳細までメールしてしまった点。少しでもヒントになればと、
先回りして情報を盛り込みすぎてしまったのです。
『語る前にまずは尋ねる』というのが教訓になりました。
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