今週は、時として誤解のもとになる表現についてです。
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 仕 事 の メ ー ル 作 法          < 不確かな表現(2)
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                       「失礼があったそうで」

「失礼があり、大変申し訳ございません」
「失礼があったそうで、大変申し訳ございません」

この「そうで」がくせもの。

▼ 自分のこととして詫びる姿勢
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自分自身のミスではなくても、その会社の一員として謝罪しなければなら
ない場面もあります。

そんなとき「失礼があったそうで…」を使ってしまうと、しょせん他人事、
悪いのは自分ではない、と責任逃れをしているように相手には伝わってし
まいます。

謝罪に言い訳は無用。相手に迷惑をかえたり、失礼があった時は、まずは
きちっとお詫びすることが先決です。
この場合、言い換えるなら「失礼がありまして…」が適切でしょう。

トラブルがあって疎遠になってしまった相手とばったり再会。あるいは再
び接点ができた時。メールや対面で声をかける際

「いつぞやは失礼しました」よりも
「○○の件ではご迷惑をおかけしました」

のほうが感じはいいです。
「いつぞや」という表現も他人事のような印象を残してしまうからです。

たったひと言が、意に反し不本意な結果を招くことがある怖さを知ってお
きましょう。

 
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